基本的には昔ながらのダイナモと同じで、ホイールの回転を電力に変換する。だが以前のダイナモと違うのは汎用性が高いこと。自転車用ライトはもちろん、電動変速機やスマートフォンにも給電が可能だ。
これを実現しているのがハンドルバーに装着するスマートパワーハブ。このハブと自転車用アクセサリーをケーブル接続することで、ライトだけでなく様々なデバイスを利用できるようになる。
ダイナモを使うとペダルが重くなっってしまうという経験を持つ人は多いだろう。特に登坂ではサイクリストの体力を削いでしまうことも。
「CadenceX」ではセンサーを装備。坂道を上っていると判断された場合には発電量を落とし、ペダルを軽くしてサイクリストの負荷を低減する。反対にブレーキをかけていると判断したときには発電量を増やす仕組みだ。
内部には小さな蓄電器も装備されていて、信号待ちの間などでもデバイスに給電を継続する。
「CadanceX」が装備された自転車は今年の夏にも出荷開始される予定。