
「Xmera Bionic Bike」は、カフェレーサーデザインの電動モペッド。米国シカゴの経験豊富なバイクビルダーAndrei Botescuさんが開発しています。

カフェレーサーデザインの電動モペッド「Xmera Bionic Bike」
フレームやドライブトレインを含め、自転車のパーツを多用。これにより一般的な電動バイクよりも安く、カフェレーサースタイルの電動バイクの製造が可能となりました。
お手頃価格の実現に貢献したのは、最近話題のBAFANG製モーター。安いだけではなく尖った性能を持つ同社のモーターの採用により、回生ブレーキを含む様々な新機能が使用可能になっています。

BAFANG製モーターを採用
なかでも興味深いのが、リアだけでなくフロントハブにもモーターを装着できる“デュアルモーター”機能。これにより、ラフロード走破性を高めることができます。ペダルでヒューマンパワーを加えれば、さらにパワフルな走行も。

通常はリアのみ
でもフロントにもモーターを追加できます
でもフロントにもモーターを追加できます

デュアルモーターなら、ラフロード走行も
このパワフルなモーターに対応したバッテリーはシート下に収納されます。モデルによっても異なりますが、バッテリーはフル充電で160~200キロ程度の走行が可能です。

バッテリーはシート下に
フレームに取り付けられているガソリンタンクのようなものは収納ケース。小さな空気入れやちょっとした修理キットなどを常備しておいたり、カギやスマートフォン、スマートフォン用のモバイルバッテリーなどを入れておけます。

フレームにはガソリンタンクっぽいものが

実は収納ケースです
モジュラー構造を持ち、自分好みにカスタマイズできるのも「Xmera Bionic Bike」の魅力。リアにバスケットを装備して大量の荷物を運んだり、ダウンチューブにもうひとつバッテリーを装備して航続距離をのばしたりできます。

自分好みのカスタマイズができます
Andrei Botescuさんは現在、「Xmera Bionic Bike」の製品化に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では750Wのモーターを装備した「XMERA 750 PLUS」を1,099ドルの出資+送料で入手できます。500Wのモーターを2つ装備したデュアルモーターモデル「XMERA 500SS PLUS」でも2,599ドルの出資+送料で購入可能。出荷は2020年1月に予定されています。
