前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
「ど~も!」

前から乗り降りできるクルマ「Microlino(マイクロリーノ)」。この小さな電気自動車が東京モーターショーに登場します。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
東京モーターショーのMicro Mobilityブース
(画像はMicro Mobilityの公式Facebookから)

「Microlino」は、かつてBMWが販売していた「isetta(イセッタ)」のコンセプトやレトロなデザインを受け継いだ二人乗りのパーソナルモビリティ。フロントにドアが設置されており、このフロントドアから乗り降りします。



全長はわずか2,435ミリで全幅は1,500ミリ。一般的なクルマ1台が縦列駐車するスペース+αに、「Microlino」でなら2台が駐車できます。駐車後は、ドライバーと乗客はフロントドアを開いて直接舗道に!このため、駐車時に隣のクルマとの間隔を狭められるというメリットも持っています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
クルマとクルマの隙間に駐車できます

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
駐車後はフロントドアから直接舗道に!

小さくてもトランク容量は300リットル。週末のまとめ買いに十分なのはもちろん、ちょっとした配送にも利用できそうです。開発元のMicro Mobilityによれば、「ビールケース4つ」が入れられるのだとか。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
300リットルって、結構すごい

トランクには、駐車場から最終目的地にまで移動するための、マイクロキックボードが収納されています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
至れり尽くせり

最高速度は時速90キロ。バッテリーは8kWhと14.4kWhの2種が用意されており、航続距離は8kWhであればフル充電で120キロ、14.4kWhであれば200キロとなっています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
最高速度は時速90キロ!

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
航続距離は120キロまたは200キロ

このスペックを見ると、サイズを小さくしたために航続距離が犠牲になったかのように見えます。でもMicro Mobilityによれば、現在街を走るクルマの多くは、1日に35キロ程度しか移動していないのだそう。そのような使い方をしているユーザーなら、一般的なクルマから「Microlino」に乗り換えてもそれほど不便は感じないそうです。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
2人乗りで便利です

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
実際に乗るとこんな感じ
…仲の良い2人で乗るのがおススメですね

航続距離も短めですが、充電時間も短め。フル充電に必要な時間は4時間とされています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
自宅で充電できます

基本価格は1万2,000ユーロ(約145万円)からと、お手頃価格なのも「Microlino」のメリットです。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
狭い道も走りやすい

Micro Mobilityは2020年には「Microlino」の販売開始を予定。日本での発売は、2021年に予定されています。

前から乗り降りできる電気自動車「Microlino」、東京モーターショーに登場
「発売されたら、よろしく!」