
Zero Motorcyclesが「SR/S」を発表
Zero Motorcyclesはアドベンチャーバイク「DS」「DSR」、オフロードバイク「FX」「FSX」、そしてストリートバイク「S」「SR」など、豊富なラインナップをライダーに提供するメーカー。だがそのラインナップはすべてネイキッドバイク。このため、同社製品のファンはカウル付きバイクの登場を待ちわびていた。

参考画像:アドベンチャーバイク「DSR」
カッコいいが、ご覧の通りネイキッド
カッコいいが、ご覧の通りネイキッド
ネイキッドバイクは外観が無骨で、バイクらしく、そして男らしいことで人気がある。構造がシンプルなため、メンテナンスや手入れが楽というメリットも。
だが、長距離走行にはあまり向いていない。前方からの風をライダーがまともに受けるので疲労がたまるし、寒い季節には体温を奪われてしまうというデメリットも。長距離ツーリングを楽しみたいライダーには、風を切ってくれるカウル付きのバイクの方が向いている。
今回発表されたカウル付きバイク「SR/S」は、長距離ツーリングを楽しみたいライダーにピッタリなバイクだ。
「電動バイクで長距離ツーリングなんてできるの?」
そう疑問に思った人がいるかもしれない。「SR/S」はオプションの「Power Tank」を付ければ、航続距離は市街地走行でなんと323km。「充電させてもらえませんか?」と先々でお願いしなくても、長距離ツーリングを十分に楽しめる。
ベースとなっているのは昨年同社のフラッグシップとして発表されたネイキッドバイク「SR/F」。最高出力110hp、最大トルク190Nmを発生し、最高速度193km/hを実現しているパワーユニットを持つこのマシンの航続距離は、高速走行(113km/hでの走行)では航続距離132kmだった。

参考画像:Zero Motorcyclesのフラッグシップ「SR/F」
「SR/S」に搭載されたパワーユニットのパフォーマンスは「SR/F」と同じ。なのに、高速走行時の航続距離は「SR/F」よりも13%も伸ばせるとZero Motorcyclesは説明している。これはカウルの装着により空力特性が向上したため。カウルはライダーの体力低下を防いでくれるだけでなく、バイク本体のバッテリー消費まで防いでくれていた。

カウルって、すごい!
価格は1万9,995ドルから。ぜひ、出川哲郎さんに乗って欲しいバイクだ。