Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!

「Opperland」はオランダHaaks Campersが開発したまったく新しいキャンピングカー。屋外生活をより充実させることを目標にデザインされています。

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
Haaks Campersが開発したまったく新しいキャンピングカー「Opperland」

商用バンベースのキャンピングカーは、車両の荷室を改造して製造されることがほとんど。このため天井高や窓/ドアの位置などはベース車両の影響を大きく受けてしまいます。


「Opperland」では、潔く荷室部分を取り払ってしまったのが最大の特徴。居住空間はベース車両の影響をほぼ受けずに、自由なデザインが可能となりました。クルマを部屋に改造するのではなく、部屋をクルマに載せるという発想で設計されています。

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
製造にあたって、荷室は取り払われました

このような設計のため、「Opperland」はベース車両の荷台から降ろすことができます。目的地に着いたら地面の上に設置することで、「Opperland」を宿泊用の基地として利用し、ベース車両に乗って買い物やレジャーに出かけることが可能になります。

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
殻を外したカタツムリ、的な?

「Opperland」を横から見ると、不自然な斜めのラインが気になりますよね。実はこれ、ポップアップルーフ。この状態で移動し、現地に着いたら展開することで、「Opperland」を2階建ての小さな家として利用できます。2階に上がるときに使うのはハシゴではなく階段。小さく角度も急な階段ではありますが、それでもこれがクルマではなく、家だという意識を高めてくれます。

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
斜めの部分がぐぐっとポップアップします

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
2階には中央の階段で上がります

レイアウトとしては、2階はベッドルーム。ベッドは180x200サイズで大人2人が就寝できます。ガラスウィンドウが設置されていて、外の景色を堪能することも。キャンピングカーにポップアップテントが装備されていることは珍しくありませんが、ガラス窓は珍しいでしょう。景色をよりダイレクトに楽しめるだけでなく、寒さも防いでくれます。

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
ぴったりのカーテンを探す楽しみもありそう

1階は2階に上がる階段を挟んで前方がトイレとシャワー。後方がリビングダイニングとされています。キッチンにはシンクやIHコンロ、冷蔵庫が装備されました。

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
IHコンロは2口ですね

価格は12万9,982ユーロ(約1,500万円)からと、高級車並み。でも、いままでのキャンピングカーと違う屋外体験を味わえるのは間違いありません。興味のある方、Haaks Campersに連絡されてみてはいかがでしょうか?

Haaksのキャンピングカー「Opperland」 - クルマを部屋に改造するんじゃない 部屋をクルマに載せるんだ!
さぁ、キャンプだ!