どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」

悪路走破性にも、室内の快適性にもこだわったキャンピングトレーラーを開発・販売するAustralian Off Road(AOR)が新製品「Sierra ZR」を発表しました。同社が昨年発表した「Sierra」の廉価版です。

どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
AORによる新型キャンピングトレーラー「Sierra ZR」

昨年発表された「Sierra」は、40.7度のデパーチャーアングルを誇るキャンピングトレーラー。独立懸架式のサスペンションやオールテレーンタイヤなどと合わせ、“どこにでも行けるキャンピングトレーラー”を実現していました。


どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
参考画像:昨年発表された「Sierra」
40.7度のデパーチャーアングルで“どこにでも行ける”キャンピングトレーラーに

写真で見てもわかるとおり、かなり小型なキャンピングトレーラー。でも、その右側にはクイーンサイズベッドを装備しており、大人2名が就寝できる広さを提供しています。ベッドの反対側にはキッチンも装備されました。

どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
参考画像:「Sierra」のクイーンサイズベッド

今回発表されたに「Sierra ZR」は「Sierra」からベッドルームを省いたバージョン。その分、小さく、軽く、そして価格が安くなっています。

どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
ベッドルームレスな「Sierra ZR」

「Sierra ZR」の長さと幅は「Sierra」と同じ長さ4,300x幅1,950mm。でも高さは2,150mmから1,890mmへと下げられています。また重さは「Sierra」よりも100kg軽くなり、850 kgとなりました。

どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
低くて軽いので、牽引が楽になります

ベッドルームレスとなった以外、機能は「Sierra」とほぼ同じ。キッチンでは2段階に引き出せるワークトップが装備され、コンロやバーベキューグリルを設置できるようになっています。その後ろにはシンクを設置するスペースがあり、シンク上にはユーテンシルなどを入れる引き出しが用意されました。さらにその後ろには冷蔵庫などを設置するスペースも。

どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
充実のキッチンスペース

「Sierra ZR」は廉価版のため、コンロや冷蔵庫が付属するわけではありません。アウトドアキッチングッズを購入者が買い揃え、自分だけのキッチンを作る、そのためのスペースのみを提供しています。

どこにでも行けるキャンピングトレーラーAOR「Sierra」に廉価版の「Sierra ZR」
DIY好きな人向け仕様です

キッチンの反対側 ―「Sierra」ではベッドルームがあった場所― には、収納が装備されています。

価格は2万9,900オーストラリアドル(約204万円)からと「Sierra」の7割程度に抑えられています。すでにコンロなどを含むアウトドアグッズを保有していて、ルーフトップテントでの就寝を気にしない(むしろ楽しい!)という人であれば、「Sierra ZR」は価格的にも魅力的なオプションとなりそうです。

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