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バイク走行時の風切り音を消す ヘルメット用のノイズキャンセリングシステム、DAALが発表

ノルウェイのスタートアップ企業DAALが、バイク走行時の風切り音を消すヘルメット用ノイズキャンセリングシステムを発表した。

DAAL、ヘルメット用ノイズキャンセリングシステムを発表

DAALによれば、バイクでの高速道路走行時の風切り音は110デシベルに到達することがあるという。これは例えばチェーンソーの音を1メートルの距離で聞くのと同じレベル。比較的短時間でも聴覚にダメージを与え、場合によっては難聴になる可能性もあるとDAALは述べている。

高速道路走行時の風切り音は110デシベルに到達することも!

バイクライダーたちは、風切り音による耳へのダメージを軽減するために、様々な手段を講じている。耳栓を使用するというのも、その手段の一つ。だが、この方法では、ツーリング仲間との会話に支障がでることも。耳栓をしてヘルメットを被ったあとに話しかけられた場合には、対応ができない。

DAALによるソリューションはこのような状況にも対応するもの。スピーカー、コントロールユニット、タッチボタンインターフェイスで構成されており、ノイズキャンセリング技術により、風切り音のみを低減。人間の声やエンジン音などについてはほぼそのままのレベルで聞こえるようにし、走行上の安全を確保しながら、ライダーの耳を保護する。

スピーカー、コントロールユニット、タッチボタンインターフェイスで構成

製品化について、DAALはすでに大手のヘルメットメーカーと交渉を開始しており、同社ノイズキャンセリングシステムを搭載した最初のヘルメットの2020年の発売を目指したいとしている。

耳を守れるのはもちろん、走行時のストレスも軽減
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