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1,019馬力+ゴージャスなインテリア=“ハイパーラクス” ― HISPANO SUIZAの「CARMEN」

スペインの自動車メーカーHISPANO SUIZAは、ジュネーブモーターショーで「CARMEN」を公開した。

HISPANO SUIZA「CARMEN」

クラシカルでゴージャスなデザインと、最新のパワートレインテクノロジーを両立させた電気自動車。ハイパーカーであり、ラグジュアリーカーでもある「ハイパーラクス」という新しいセグメントのパイオニアを目指している。

「ハイパーラクス」という新セグメントのパイオニアを目指す

パワートレインはモーター2基による後輪駆動。最大出力750kW(1,019PS)を発揮するモーターは0-100km/h加速で3秒以下を達成している。最高速度は250km/hに設定された(リミッター作動)。

0-100km/h加速は3秒以下

エクステリアは1938年のHispano Suiza「H6C Dubonnet Xenia」にインスパイアされたもの。Hispano Suizaは同ブランドの伝統ともいえるエレガントなデザインを、現在のハイパーラクスカー「CARMEN」に凝縮した。

参考画像:1938年のHispano Suiza「H6C Dubonnet Xenia」
(C)Brian Snelson

フロントフェイスでは、ネコの目のようなヘッドライトが独自の表情を形成している。中央のグリル、その左右に設置されたエアインレット、そして大きく張り出したフェンダーも、ネコ科の動物を思わせるフロントフェイスの形成に一役買っている。

ネコの目のようなヘッドライトが独自の表情を形成

サイドではすっぽりと覆われたリアホイールが目を引く。これは、「H6C Dubonnet Xenia」のデザインから最も強く影響を受けた箇所だ。もちろん、空力特性の向上にも貢献している。

空力特性の向上にも貢献するサイドデザイン

リアは、フロントから続いてきたルーフラインが狭まって逆三角形となり、1点に合流して消失するデザイン。これにあわせリアスクリーンも下に行くほど幅が狭くなる形状とされた。

ひと目で「CARMEN」とわかるリア

ドアはシザータイプ。上に大きく開くこのドアにより、ドレスを着用している場合でもエレガントに乗車できるという。

エレガントに乗車できるシザードア

インテリアではクラシックカーのような趣きを現代の技術で表現した。例えばダッシュボードには本物の木材が用いられている。シートの素材にはアルカンターラが採用された。

ダッシュボードには本物の木材を使用

インパネアッパーケースの時計は、スペインの老舗の時計メーカーがデザイン/開発したものだ。

クラシカルな丸形の時計を装備

一方で、例えばステアリングには最新のタッチインターフェイスが装備されており、様々な機能をコントロール可能だ。10.1インチのディスプレイでは、利用者が様々なインフォテインメントやクルマの各種設定を操作できる。

各種インターフェイスには最新技術を採用

価格は150万ユーロ(約1億8,800万円)から。2019年後半から2021年にかけ、19台のみの限定で生産される。すでに予約受付は開始されており、出荷は2020年6月に開始される予定。
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