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Audi市販モデルでは過去最高の620PS! V10エンジン搭載10周年を記念した限定モデル「Audi R8 Decennium」

Audi R8 へのV10エンジン搭載10周年を記念した「Audi R8 Decennium(デセニウム)」の受注が開始された。納車は2019年12月以降開始される予定。

V10エンジン搭載10周年を記念した限定モデル「Audi R8 Decennium」

Decennium(デセニウム)は「10年」を意味する言葉。Audiは2009年に5.2リッターV10エンジンを搭載したAudi R8 5.2 FSI quattroを発売したが、今回発表された「Audi R8 Decennium(デセニウム)」は、この5.2 FSI quattro発売から10年を記念したもの。

2009年に発売された「Audi R8 5.2 FSI quattro」

このV10ユニットの特徴は、最大8,700rpmまで回る高回転型エンジンであること。最高回転数の8,700rpmではピストン速度は平均26.9m/sにも達するが、これは最新のF1マシンのエンジンを凌ぐ数値となる。この速度ではピストンは反転ポイントで約2トンの荷重に相当する加速度を受ける。また、このエンジンならではの独自のサウンドも魅力の1つだ。

最大8,700rpmまで回る高回転型エンジン
サウンドも魅力

ベース車両はCoupeモデルのR8 V10 performance 5.2 FSI quattro S tronic。Audiの市販モデルとして過去最高の最高出力620psを発揮するV10 5.2 Lエンジンが採用されたこのモデルに対し、数々の特別装備が搭載された。

エクステリアでは、デイトナグレーマットエフェクトのボディカラーにハイグロスブラックスタイルパッケージ(グロスブラックのフロントスポイラー、サイドシル、ディフューザー等)が組み合わされている。フロントフード上のフォーリングスのバッジもブラックとされた。アルミホイールはマットブロンズの20インチで、インテークマニホールドも同様にマットブロンズカラーとされている。

ボディカラーにハイグロスブラックスタイルパッケージ

インテリアでは、Decenniumロゴがセンターコンソールやドアなどに配された。電動調整機能付きファインナッパレザーダイヤモンドスティッチングスポーツシートや、デコラティブパネルグロスカーボン、アルカンターラヘッドライニングなどが装備されている。さらに550Wのアンプと13個のスピーカーによるBang & Olufsenサウンドシステムも搭載された。

インテリアではDecenniumロゴが随所に配された

車両本体価格は3,091万円。日本国内への割り当ては10台の予定。
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