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システム最高出力1,250馬力 ― タンデムシートを備えたハイパーカーCzinger「21C」初公開


Czinger Vehiclesがハイブリッドハイパーカー「21C」を初公開しました。ジュネーブモーターショーでお披露目される予定でしたが、同イベントが中止になったことを受け、英国ロンドンで開催されたイベントでの披露となりました。

「よっ!」

最大の特徴は、同社独自開発のハイブリッドパワーユニットとタンデムタイプのシート構成。このうちパワーユニットは2.88L V8ツインターボエンジンと、最高出力200HP、最大トルク370Nmを発生するモーター(2基)で構成されています。エンジンはボア84xストローク65mmの高回転型で、レッドゾーンは数値を聞くと「バイク?」と勘違いしそうな1万1,000rpmに設定されています。

レッドゾーンは1万1,000rpm

このパワーユニットはシステム最高出力1,250馬力を発揮。7速ATとの組み合わせにより0-100km/h加速は2秒を切り、1.9秒を達成しています。

1.9秒って…。

タンデムシーティングは、ジェット戦闘機の操縦席をイメージしてデザインされたもの。ドライバーが車両の中心に、乗員がその後ろに座ることで、理想の重量バランスを得られるのだとか。

リアシートの乗客用にも小さなモニターが

「21C」は顧客の要求に応じて細やかなカスタマイズが可能。このことを示すために、イベントでは軽量な、サーキット向け仕様車も公開されました。

軽量なサーキット向け仕様車

内装はカーボンファイバーむき出しです
リアシートの小型モニターも取り外されました

また、オプションでサーフボードラックを搭載したモデルも。リアウィングにラックを装着したら、緻密に計算された空力が台無しになるのでは?…という疑問がふつふつと湧いては来ますが、それはともかくこのモデルで海を目指せば、最速でサーフポイントに到達できるのだとか。

空力担当エンジニアは、怒っているのでは?

「21C」は80台限定での販売。すべての車両が米国ロサンゼルスで仕上げられて、顧客のもとに届けられます。

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