横浜中華街の「ヨコハマおもしろ水族館」は、深海生物オオグソクムシのアルビノ、「白いオオグソクムシ」を6月28日から展示する。アルビノのオオグソクムシが捕獲されたのは日本では初めて。世界でもはじめての可能性があるという。
オオグソクムシとは、体長10~15cm の日本最大の等脚類 (ダンゴムシやフナムシの仲間)。水深150~600m の深海に生息している。
オオグソクムシは、通常であれば茶色の体に黒い目をしているが、今回発見されたアルビノの体色は白で、目は象牙色。突然変異で体内に色素を持たない, あるいは合成されない個体“アルビノ”が誕生したとみられている。アルビノは外部から発見されやすいため、自然界での生存は極めてまれとされている。
通常のオオグソクムシと比較すると、体色や目の色の違いがよくわかる
白いオオグソクムシは、焼津市の駿河湾・石華海(せのうみ)東側・水深600m で捕獲された。
ヨコハマおもしろ水族館の開館時間や入館料については、同館の Web サイトを参照されたい。