
犬の中にはとてもパワフルで、普通の散歩では満足できないものもいます。「Dog Powered Scooter」は、そんなパワフルな犬のために開発されたスクーター。飼い主の乗ったスクーターを牽引することで、通常の散歩よりも高負荷の運動を可能にしています。

Schuette さんは大の犬好き。飼い犬を効率よく運動させる方法として、以前から犬ぞりに注目していました。でも Schuette さん本人はスノースポーツに興味がなく、「都市部でも犬ぞりのように、犬と一緒に楽しめるスポーツ器具はできないか?」と考え、「Dog Powered Scooter」の開発に至ったのだそうです。


犬ぞりと「Dog Powered Scooter」の違いは犬の位置。犬ぞりでは犬はそりの前方を走ります。一方、「Dog Powered Scooter」では犬は飼い主の後ろ。これにより、飼い主が犬よりも先に危険を察知し、ブレーキをかけたり、ハンドルを切ったりして、危険の回避が可能になります。Schuette さんは2005年の販売開始以来、2,000台以上の「Dog Powered Scooter」を販売してきたのだそう。でもまだ事故は一件も報告されていないそうです。

対応する犬の体重は少なくとも16キロ以上。1歳以下と10歳以上の犬への使用は控えて欲しいそうです。その他、定期的に犬を休ませることも推奨されています。

価格は何頭用かで異なりますが、街乗り用の「Recreational Dogpowered Scooter」が359ドルから。ダートにも対応した「Serious Dogpowered Scooter」が725ドルからとなっています。


Mark Schuette さんはハンディキャップのある人向けに、犬の牽引する車椅子の販売も検討しているそうです。
