E クラスのセダン、ステーションワゴン、CLS クラスのクーペ、シューティングブレークが対象。2.2L直列4気筒エンジンを搭載するほか排出ガスに尿素水溶液を噴射して化学反応を起こさせ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減するシステム「BlueTEC」を採用しており、世界で最も厳しい日本のディーゼル排出ガス規制に適合したと胸を張る。
今回登場したクリーンディーゼル搭載モデルの名称は以下の通り。
・セダン「E 220 BlueTEC」「E 220 BlueTEC AVANTGARDE」
・ステーションワゴン「E 220 BlueTEC Stationwagon」「E 220 BlueTEC Stationwagon AVANTGARDE」
・クーペ「CLS 220 BlueTEC」
・シューティングブレーク「CLS 220 BlueTEC Shooting Brake」
BlueTEC 以外にも特徴ある技術を採用する。ピエゾインジェクターを使った最新世代のコモンレールダイレクトインジェクションや、低回転時の素早いレスポンスと高回転時の大きなパワーが特徴の2ステージターボチャージャーなどだ。
最高出力は 177PS、最大トルクは 400Nm。燃費効率は E 220 BlueTEC の場合 JC08 モードで 18.6km/L。「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、新エコカー減税(重量税、取得税 免税)対象。
これで日本展開するメルセデス・ベンツのクリーンディーゼル搭載モデルは11種類となった。なお、今回のモデル追加に伴い、E 250、E 250 Stationwagon は廃止となる。
保証サービスは従来と同じ。新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証・メンテナンスサービスと24時間ツーリングサポートを無償提供する「メルセデス・ケア」が適用となる。さらにメルセデス・ケア終了後の有償の保証延長プログラムとして一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」、4、5年目のメンテナンスサービス時に初回車検と4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージで利用できる「メンテナンス プラス」が対象だ。
希望小売価格は E 220 BlueTEC が599万円(税込、以下同じ)、CLS 220 BlueTEC が765万円となっている。