
「BIKE PLATFORM」は自転車で自転車を牽引するためのツール。サイクルキャリアなどを開発するポーランドExozoxによる新商品。

自転車で自転車を牽引する「BIKE PLATFORM」
自転車で出かけた場合、パンクやチェーンのはずれなど何らかの理由で走行できなくなることがある。スポーツサイクリストであれば工具などを持ち運んでいるし修理にも慣れているだろうが、“家族でちょっと遠出してみた”、といったケースでは、その場での修理が困難なことも。
Exozoxはこれまで、そんなときに便利なツール「BIKE TOW」を販売してきた。その特徴は、前輪をがっちりと固定することで安定した牽引ができること。牽引する側のサイクリストのドライブフィールは、通常とあまり変わらないという。

安定した牽引が可能な Exozox「BIKE TOW」
同様の製品はいくつか発表されている。だが、それらは自転車の後輪よりも後ろに前輪固定用のバーが装備されているものが多かった。この形式だと、牽引側サイクリストのドライブフィールは通常とはかなり違うものとなってしまう。また、1台の自転車しか牽引できない。

参考画像:前輪固定用バーが後輪より後ろにある製品の例
今回発表された「BIKE PLATFORM」は、前輪固定用のバーがリアアクスルの近くに設置されるExozox製品の特長を活かしたもの。「BIKE TOW」では自転車の左側に1台の自転車を牽引できたが、「BIKE PLATFORM」では左右に1台ずつ、合計2台の牽引を可能としている。

2台の牽引を可能に
Exozoxは、「BIKE PLATFORM」は個人での利用に加え、シェアサイクル運営企業の利用にも便利であると主張している。CO2削減を目的として利用されているはずのシェアサイクル用自転車の運搬に大型トラックを使っていると違和感がある。だが「BIKE TOW」を装着した自転車で牽引すれば、街行く人が目にしても違和感を感じないだろう。2台の牽引ができるのは、このような利用シーンでは特に有効となる。

シェアサイクルでの利用にも
注文はExozoxの公式Webサイトで受け付けている。Exozoxは、自転車1台を牽引できる「BIKE TOW」も引き続き販売している。