
クルマであれば、多くのドライバーは雪の季節を前に冬用のタイヤに履き替える。だが自転車ではそのような習慣はない。11月頃になれば、カー用品店の店頭では雪道ドライブ応援フェアなどが開催されて冬用タイヤへの交換を勧められるが、自転車屋の店頭でそのようなフェアを目にしたことはない気がする。

「reTyre」はファスナーでトレッドを取り付けることで、雪道用のタイヤを利用可能にする自転車タイヤ。取り付け機構としてファスナーを採用したことで、自転車屋に出向かなくても、誰でも装着・取り外しが簡単にできるようになった。

「reTyre ONE」と「reTyre SKINS」で構成された商品。このうち「reTyre ONE」は一般的な自転車の「チューブ+タイヤ」とほぼ同じで、単体でもシティサイクルのタイヤとして機能する。一般的な自転車との違いは、側面にファスナーが装備されている点にある。

そのファスナーで装着するのがトレッド部分である「reTyre SKINS」。この「reTyre SKINS」が雪道やオフロードなどの走行を可能にしてくれる。トレッド部分は慣れれば数秒で取り付け/取り外しが可能だ。

「reTyre SKINS」としては複数タイプが提供される。砂利道に強い「グラベルチェイサー」、ぬかるみ・悪路に強い「トレイルライダー」、冬場の街乗りに適した「ウインタートラベラー」、約300個のスタッドが装備された雪道向けの「アイスレーサー」の4種類だ。


「reTyre SKINS」は折り畳んで持ち運べる。普段は「reTyre ONE」で通勤し、仕事帰りに雪が降ってきたときに「reTyre SKINS」の「アイスレーサー」を装着するという使い方もできる。

Kibidangoでのキャンペーンは2019年8月8日まで。支援の種類や金額については、Kibidangoサイト内のプロジェクトページ「路面に合わせて履き替え自在。自転車の着せ替えタイヤ「reTyre(リタイヤ)」」を参照されたい。