
アストンマーティン初となるSUV「DBX」が発表された。SUVの多用途性に、スポーツカーのダイナミックなパフォーマンスを融合させた5人乗りのモデルで、SUV専用の新しいプラットフォームをベースに製造されている。

スポーツカーとは異なり、広いキャビンスペースが確保されているのが特徴。前後席ともに広いスペースと快適性を乗員に提供する。


ヘッドルームとレッグルームはどちらもクラス最高レベル。大きく開いたパノラマルーフとフレームレスのドアガラスと組み合わせにより、明るく広々としたキャビン環境を実現した。

前席にはスポーツカーのシート・パッケージを採用。ドライバーに高いサポート性とロングドライブでの快適性を提供している。このシートはまた、後席乗員用の膝と足元のスペース確保にも貢献している。

インテリアで注目すべきは、ブリッジタイプのセンター・コンソール。このコンソールは下部に収納スペースがあり、ドライバーは身の回り品を汚れたフロアに置いたりすることなく、すぐ手が届く場所に収納しておける。

コックピットには、センターコンソールに設置された10.25インチスクリーンと、ドライバーに情報を提供する12.3インチの大きなスクリーンが目を引く。10.25インチスクリーンではApple CarPlayも利用可能だ。

積載スペースでは632リットルを確保。実用的で使い勝手の良い空間を乗員に提供する。広い開口部により、スーツケース、ゴルフバッグ、スキー用具など、様々な荷物を簡単に積載できる。


エクステリアでは、フロントエンドに「DB」グリルを装備。サイドパネル、フィーチャー・ライン、テールゲートまで、アストンマーティンらしさを表現している。

パワーユニットには最高出力550PS、最大トルク700Nmを発生する4LツインターボV8エンジンが搭載されており、0-100km/h加速で4.5秒、最高速度291km/hを実現している。アクティブ・エキゾースト・システムを採用しており、SUVらしい洗練されたサウンドから、スポーツカーらしいエキゾーストノートまで、幅広いサウンドを発生可能だ。

このエンジンに組み合わされたのは、9速トルクコンバーターAT。4輪駆動システムを介して、エンジンパワーを効率よく路面に伝達する。4輪駆動システムはスポーツカーでは対応できなかったラフロードでもその力を発揮し、様々な場所に乗員を送り届けてくれる。

希望小売価格は英国では15万8,000ポンド、ドイツでは19万3,500ユーロ、米国では18万9,900ドルから。これらの国での納車は2020年第2四半期に開始される予定。