「CANOPY CAMPER」はピックアップトラックをキャンピングカーにトランスフォームするキット。南アフリカケープタウンに本拠をおくAlu-Cabが開発しました。

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
Alu-Cab「CANOPY CAMPER」キットでビルドしたキャンピングカーの例

Alu-Cabによれば、キャンピングカーを欲しいと考えているピックアップトラック所有者は、次のうちのいずれかの行動を取ることが多いそうです。


1. 通勤用の小さな乗用車を買い、手持ちのピックアップトラックをキャンピングカーに改造する
2. キャンピングトレーラーを購入し、ピックアップトラックで牽引してキャンプ地に赴く
3. キャンピングカーはそのままに、地面に設営するテントを買ってテント泊を楽しむ

選択肢のうち、3はともかく1や2はどちらもそれなりの費用がかかります。また、乗用車やキャンピングトレーラーを駐車するスペースを確保する必要も。

「CANOPY CAMPER」はこの3つのどれにも当てはまらない第4の選択肢。比較的安く入手でき、簡単に取り付けられ、愛車に装着すればピックアップトラックとしてもキャンピングカーとしても利用可能になるキットです。

キャンピングカーとしての機能は、本格的なモデルには劣ります。またキットを装着することでピックアップトラックとしての機能も制限されます。人によってはすべてが中途半端と感じるかもしれませんが、でもこれくらいがちょうどよいと感じる人は多いはず。これがAlu-Cabが「CANOPY CAMPER」を開発した動機なのだとか。

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
キャンピングカーとしてもピックアップトラックとしても使えます

ルーフトップテント部分は他の製品とほぼ同じ。キャンプに到着したらポップアップして設営できます。テントはマットレスやブランケットを入れたままで閉じることができるので、出発前の準備や帰宅後の片づけが楽になります。

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
キャンプ地に着いたらテントをポップアップ

リアゲートは開口が広く、大きな荷物も搭載可能に。荷台のフロアはそのままなので、キャンピングカーとして利用しないときにはピックアップトラックとして使用できてしまいます。

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
リアゲートの開口が広いのでここから大きめの荷物を積載できます

もちろん、オリジナル状態のピックアップトラックと比較すれば、積載量は落ちてしまいます。なので、自分の使い方には合わないという人もいるでしょう。でも一方で、これで十分という人も。そのような人には「CANOPY CAMPER」はぴったりでしょう。

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
荷台はそのまま
汚れもの、濡れたものも気軽に放り込んでおけます

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
サーフボードも気軽に持ち運べますね

利用可能なのはトヨタハイラックスやランドクルーザーなどの一部モデル。対応モデルに対しては「CANOPY CAMPER」を固定するための専用金具が用意されています。

現状、キャンピングカーでキャンプを楽しむのはちょっと…というムードですが、でも落ち着いたらあちこちのキャンプ地をまわりたいという思いを秘めている人は多いはず。ピックアップトラックを改造したキャンピングカーでワイルドに楽しむ、なんてのはいかがでしょうか?

ピックアップトラックをキャンピングカーにするAlu-Cabの「CANOPY CAMPER」
山に行きたい!焚火したい!!