ウェザーニューズは、GW期間中の天気予報を発表した。4月29日~5月2日および6~7日は広い範囲で晴れ、お出かけを楽しめるところが多くなりそうだとしている。

■全国の天気傾向

今年のゴールデンウィーク(GW)の全国の天気は、前半の4月29日~5月2日および後半の6~7日は晴れてお出かけ日和となるところが多い予想。ただし、4月29~30日は上空の寒気の影響で大気が不安定となるため、北~東日本でゲリラ雷雨に注意が必要となる。



一方、5月3~5日は低気圧の通過によって、全国の広範囲で雨が予想されている。東~西日本では太平洋側を中心に強い雨の恐れもあるため、最新の気象情報を確認されたい。

GW期間中の気温は、全国的に平年並~やや高い日が多くなる。特に5月に入ると、昼間は半袖でも過ごせる初夏の陽気になるところが多くなりそう。

なお、今回公表された情報は4月25日時点での予報をもとにした見解。最新の天気については、同社のPC向けサイト「ゴールデンウィーク天気予報」、スマートフォン向けサイト「2016GWの天気」、およびスマートフォン向けアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「GW2016年の天気」で確認されたい。 

■エリア別の天気傾向

◆北海道
~お出かけはGW前半ほどオススメ!~

GW期間のお出かけは、高気圧に覆われて日差しが届く前半(4月29日~5月3日)ほどオススメ。ただし、4月29~30日や5月2日は、上空の寒気や弱い低気圧の影響でにわか雨や雷雨の可能性があるので、天気の急変に注意が必要。4日以降は、前線や寒気の影響を受けて天気は下り坂となり、雨が度々降りそう。特に、6日は強い寒気が上空を通過するので、強雨や雷雨の恐れもある。

今年の桜は平年より早く開花が進んでいる。道内でもいち早く桜が咲き始めた函館市の五稜郭公園の桜は4月28日頃に満開、5月1日頃から桜吹雪の予想。このため、GW期間中の函館市周辺のお花見は早めがオススメで、特に5月1日頃は日差しが届いてお花見日和になりそう。また、札幌市周辺の桜も5月初めには見頃となるため、お花見は5月1~3日頃が良さそう。北海道神宮では4月28日頃に開花し、5月2日頃に満開を迎える予想。

気温は4月末まで平年並か低い予想で、昼間でも暖かい上着が必要になりそう。5月に入ると、平年並か高い日が多くなる見込み。晴れた日には20度を超える可能性もある。

北海道はシラカバ花粉シーズンが始まったが、この暖かさで大量飛散となるかもしれない。

◆東北
~お出かけは晴れ間の出るGW前半がオススメ~

GW期間は曇りや雨でスタートしそう。4月29日は低気圧や上空の寒気の影響で、強雨や雷に注意が必要。お出かけは日差しのチャンスがある4月30日~5月3日が良さそう。ただ、度々通過する寒気や弱い低気圧の影響で、にわか雨や雷雨の可能性があるので、天気の急変には注意が必要。4~5日は、低気圧や前線の通過により雨が予想されるため、屋内でのんびり過ごすのが良さそう。

気温は5月初めまで平年並かやや低く、東北北部では昼間でも暖かい上着が必要になりそう。その後の気温は、平年並かやや高い日が多く、昼間は20度を超えるところもありそう。

◆関東
~5月1~2日は初夏の陽気!20度を超えてアウトドア日和に~

4月30日~5月2日はお出かけ日和となりそう。ただし4月30日は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になるため、急な強い雨や雷に注意が必要となる。5月1~2日は日差しが届いて初夏の陽気となり、お出かけに絶好のチャンスになる予想。

その後の天気は、短い周期で変化する予想で、低気圧や湿った空気の影響で、晴れと雨が繰り返されそう。低気圧の進路によっては、強雨や強風の恐れもあるため、4日以降は最新の雨情報を確認されたい。

気温は、平年並かやや高めの予想で、昼間は20度を超えて、暖かい日が多くなる。特に5月に入ると、南から暖かい空気が流れ込みやすく、昼間は上着が必要ない暖かさとなりそう。

◆中部
~お出かけはGW前半がオススメ、気温上昇で初夏の陽気に~

4月29日~5月2日は日差しが降り注いで初夏の陽気になる予想で、お出かけ日和となりそう。ただし4月29~30日は上空の寒気の影響で、急な強い雨や雷雨に注意が必要となる。低気圧や前線の影響で、3日から天気が下り坂で、4~5日に雨が予想される。強く降る可能性もあり、屋内でのんびり過ごすのが良さそう。

気温は平年並かやや高めの予想で、昼間は20度を超えて暖かい日が多くなる。特に5月に入ると南から暖かい空気が流れ込みやすく、25度程度まで気温が上昇する日もでてくる。

◆近畿
~GWはお出かけ日和で好スタート!全国で最も晴れる日が多いGWに!~

近畿地方は、全国で晴れる日が多いGWとなりそう。4月29日~5月2日は高気圧に覆われるため、日差しに恵まれてお出かけ日和となる予想。だが3~4日は、低気圧や前線の通過による雨が予想されており、低気圧の進路によっては近畿南部などで強雨の可能性もある。天気は5日から回復に向かう見込みで、GW後半も再びお出かけ日和が期待できそう。

気温は平年並かやや高めの予想で、昼間は20度を超えて、暖かい日が多くなる。昼間は上着が不要で、日向で活動すると汗をかいてしまう日も多くなりそう。

◆中国・四国
~お出かけはGW 初めか後半がオススメ~

4月29日~5月1日は高気圧に覆われるため、天気に恵まれてアウトドアレジャーを楽しめそう。だが、2日になると湿った空気が入りやすく、天気はゆっくりと下り坂に向かう。3~4日は、低気圧や前線の通過によって雨が降りそう。低気圧の進路によっては、四国などで強雨や大雨の恐れもある。5日以降は天気が回復し、再びお出かけ日和が期待できそう。

気温は、平年並かやや高めの予想で、昼間は20度を超えて、暖かい日が多くなる。昼間は25度程度まで上昇して、半袖で過ごせる日もありそう。

◆九州
~4月29日~5月1日と5~6 日は天気安定、3~4日は雨で二次災害に注意~

GW期間中の天気は、移動性高気圧の通過や前線の北上に伴って、周期的に変化する。屋外で作業を行う場合は、前線が南下して九州が高気圧に覆われる4月29日~5月1日、または5月5~6日が良さそう。5月3~4日は低気圧の通過に伴って雨が予想される。

九州南部のほか、低気圧の進路によっては、地震に見舞われた熊本県や大分県でも雨が強まる恐れがあるため土砂崩れなどの二次災害に注意が必要。

気温は平年並かやや高い日が多くなる。昼間は20度を超えて、暖かい日が多くなる。25度程度まで上がって、半袖でも過ごせる陽気という日もありそう。

◆南西諸島
~レジャーの計画は4月中に、5月は天気ぐずつき梅雨の季節へ~

4月29~30日は高気圧に覆われるため、晴れてレジャー日和となりそう。雨の季節が近づいているので、旅行はGW初めが狙い目。5月2日頃から前線が停滞しやすくなって雨が続く予想で、梅雨の季節が近づいている。4月末は貴重な日差しを有効に活用して、5月に入ってからは屋内でゆっくり過ごすのが良さそう。

気温は平年並の日が多くなる。那覇で25度程度、石垣島など先島諸島方面は30度程度まで気温が上昇する日が多く、ムシムシとした体感の日が続きそう。