
MTB用の新しいサスペンションフォーク「Message」
従来のテレスコピックタイプのサスペンションでは、制動をかけたときにフォークの長さ自体が短くなってしまい、ハンドル操作などが不安定になりがち。でも「Message」の採用したリンケージサスペンションでは、急ブレーキをかけてもジオミトリーは変化しないので、通常に近いハンドル操作が可能となります。

これが「Message」のバネが伸びた状態

こちらが縮んだ状態
従来型のサスペンションにはテレスコープ構造が上下する際に摩擦が発生するという問題も。「Message」のリンケージサスペンションでは、擦れ合う箇所が少ないので摩擦が少ないというメリットもあります。

擦れ合う箇所は少ないので、摩擦も少ない構造
その他「Message」には、「コーナリング時のトラクション特性に優れている」「障害物に乗り上げてしまったときの底付き感が少ない」、といったメリットもあるのだとか。

底付きしても、ダイレクト感はなさそう
「Message」のリンケージサスペンションの動きについては、次の動画を参照してください。
Trust Performanceの公式Webサイトで販売されています。価格は2,700ドル。日本への送料が別途90.77ドル必要となります。

価格が高いという新たな問題発生か?
リンケージタイプのサスペンションはカナダのStructure Cycleworksも開発中。すでにプロトタイプを公表しており、同社Webサイトではフレームとフォークのセット「SCW 1」の販売予約を受け付けています。

参考画像:カナダStructure Cycleworksの「SCW 1」
デザインはこっちの方が良さそう?
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