Audiは上海モーターショーで「AI:ME」を発表する。レベル4に対応した自動運転機能を特徴とするコンセプトカー。

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

全長4.30m、全幅1.90mのコンパクトカー。だが2.77mのホイールベースと1.52mの全高により、1つ上のクラスと同等の広いインテリアを有している。これは電気駆動システムの構造によって実現したものだ。

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

1.52mの全高は乗員に広々とした感覚を与え、乗り降りを容易にした。観音開きの大きなサイドドアも乗降のしやすさを高めている。このように高い実用性を持つ一方で、四隅に配された23インチの大径ホイールはこのクルマに今にも動き出しそうなダイナミズムを与えている。

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

Audiの先進のライティング技術はここでも健在。「AI:ME」は歩行者に対して、横断歩道を渡っても大丈夫だというサインを発することができる。

これは、「AI:ME」が自動運転車であることから発想された技術。ドライバーはもはやハンドルを握る必要はなく、ヘッドライトが道路を明るく照らす必要性は限定されることになる。このため、Audiはヘッドライトに対し、道路にいる他のクルマや歩行者などとのコミュニケーションツールとしての役割を与えた。

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

インテリアは2人乗りを基本としたパッケージ。ほとんどの走行時にはフロントシートのみを使用するが、必要に応じてリヤのベンチシートを利用することで最大4人まで乗車可能としている。

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

インテリアコンセプトは、家庭と職場に次ぐ「第3の生活の場」。従来のような、ステアリングホイール、インストルメントパネル、ペダル類を介したドライバーとクルマのつながりではなく、自動運転機能を搭載したクルマの中で過ごす乗員の時間にフォーカスが当てられている。

Audi「AI:ME」を上海モーターショーで発表

インテリアのトリムパネルや構造材に関しては、家庭で慣れ親しんでいる素材が数多く使われた。室内には植物が採用されている。

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駆動系は市街地走行に適したものとされた。このため、加速性能や最高速度、コーナリング性能などは重要視されていない。シティカーはほとんどの場合、20~70km/hの範囲で走行し、また充電することなく長時間移動できることが求められる。このため「AI:ME」では移動距離よりも、利用可能な時間という側面が重視された。

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これらの要件を満たすため、65kWhの容量を備えたバッテリーユニットと125kW(170hp)の出力を発生するモーターが採用された。シンプルで軽量な基本構造のおかげで、これらのパワーユニットでも市街地での交通の流れに十分乗れるという。

上海国際モーターショーは4月16日から25日まで、上海の国家会展中心で開催される。