
2018年にホンダカブベースの電動バイク「eCub2」を発売して話題になったShanghai Customs。その創業者であるMatthew Waddickさんが新たなブランドSwitch Motorcyclesを立ち上げ、同社による最初の電動バイク「eScrambler」を公開しました。

参考画像:2018年に発売されたホンダカブベースの電動バイク「eCub2」
「eScrambler」はまだプロトタイプ段階。量産モデルが公開されるまでは正確なスペックはわかりませんが、Matthew Waddickさんらは、「eScrambler」では最高速度150km/h以上、0-100km/h加速3.2秒以下を実現できるとしています。

0-100km/h加速3.2秒以下を目指す
デザインは元ヤマハのデザインナーによるもの。電動バイクのデザインといえばガソリンエンジンの制約の無い、電動バイクならではのユニークなものが増えています。でもMatthew Waddickさんはガソリンバイクのデザインこそが美しいと信じており、それを電動バイクに継承することを目指しています。
例えばハンドルとシートの間にはガソリンタンクを模したものが設置されます。電動バイクにはガソリンタンクは不要なのですが、この位置にタンクのようなものがあり、しかもそれに凝った彫刻的なデザインが与えられていることで、Matthew Waddickさんのようなオールドバイクファンの所有欲も満たせるのだとか。

合理性だけでなく、芸術性も持ったボディ
興味深いのはドライブトレイン。Gatesによるカーボンファイバー製のベルトドライブが装備される予定となっています。実現すれば軽量で静かな走行が可能になるのはもちろん、メンテナンスもぐっと楽になりそうです。

Gatesによるカーボンファイバー製ベルトドライブ装備
出荷は2022年になる見込みです。
