ホーム   »   自転車   »   手で漕ぐ自転車「Dual Drive Fitness Bike」 ― 手が前輪、足が後輪を駆動

手で漕ぐ自転車「Dual Drive Fitness Bike」 ― 手が前輪、足が後輪を駆動

米国フロリダ在住の Ken Haan さんは、「Dual Drive Fitness Bike」を開発した。現在、kickstarter で出資者を募集している。資金調達に成功した場合、2015年12月頃の出荷開始を予定している。


「Dual Drive Fitness Bike」は、足だけでなく、手でも漕げる自転車。同様の自転車としては「Varibike」が有名だが、「Varibike」では手で漕いだ駆動力が後輪に伝えられるのに対し、「Dual Drive Fitness Bike」では前輪に伝えられるのが特徴だ。

「Dual Drive Fitness Bike」は、手で漕ぐ自転車

「Varibike」では、駆動力は後輪に伝えられるが

「Dual Drive Fitness Bike」では前輪に伝えられる

「Dual Drive Fitness Bike」は、フィットネス目的で設計されたトレーニング用マシン。通常、自転車を利用するエクササイズでは、上半身の筋肉はほとんど使われない。だが、「Dual Drive Fitness Bike」では手と足の両方で漕げるため、水泳などに近い、全身を使った有酸素運動が可能になる。

「Dual Drive Fitness Bike」では、全身を使った有酸素運動が可能

「Dual Drive Fitness Bike」は、通常の自転車として、通勤などにも利用できる。手の力を活用できるため、「Dual Drive Fitness Bike」の推進力は通常の自転車より30%アップ。坂道を楽にのぼれるだけでなく、平地での走行速度が6~8km/h 程度増すという。

「Dual Drive Fitness Bike」では、走行速度が時速6~8キロ程度アップする

「Dual Drive Fitness Bike」には2つのバージョンがある。1つは駆動力の伝達にドライブシャフトを使うもの。前輪部分にはチェーンが取り付けられないため、見た目がすっきりしている。もう1つはチェーンを使用するもの。こちらは、雨の日の後などはメンテが大変になるというデメリットがあるが、自分好みに機構を改造する楽しみがあるという。

駆動力の伝達にドライブシャフトを使うバージョン
見た目がすっきりしている

チェーンが目立つチェーンドライブバージョン
男心を刺激する

「Dual Drive Fitness Bike」の運転感覚は普通の自転車とはかなり異なる。だが、自転車に乗れる人であれば、5分程度で乗りこなせるようになるそうだ。ただし、信号待ちなどで停車していると、周囲の人からの質問責めにあってしまうので、それが嫌な人は人通りの少ないところでの利用を勧めると、Haan さんは述べている。


価格はシングルスピードが899ドル、3段変速機付きが999ドル、8段変速機付きが1,500ドル。残念ながら、配送先は米国国内に限定されている。


手で漕ぐ自転車「Dual Drive Fitness Bike」
おすすめの関連記事
関連キーワード
関連記事
Google ニュースで「えん乗り」をフォローできます。スマホ、タブレットなどで便利に読めます。 是非フォローをお願いします!