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デザイナーズ電動アシスト自転車「Movea」


「Movea」は、“デザイナーズ電動アシスト自転車”を謳うアーバンモビリティ。デンマーク コペンハーゲンに本拠を置くMovea Bikeが開発した。

“デザイナーズ電動アシスト自転車”を謳うアーバンモビリティ「Movea」

デザインを担当したのはオーディオ・ビジュアルメーカーである「バング&オルフセン」のデザイナーだったAnders Hermansen氏。Hermansen氏は従来の“自転車”のイメージにはとらわれず、新しいアーバンモビリティとして「Movea」をデザインしたという。

自転車のイメージにとらわれないデザイン

そのデザインの最大の特徴は、フロントラック。このラックは実用的でありつつ、ひと目で「Movea」とわかる象徴的なものともなっている。

最大の特徴であるフロントラック

このフロントラックを含め、Hermansen氏による斬新なデザインを可能にしたのはイタリアZehus社のハブモーターの採用。このモーターは本体内に、バッテリーや回生ブレーキ、各種センサー、GPSを備えているため、Movea BikeとHermansen氏はバッテリーの配置やバッテリーとモーター間の電源ケーブルの取り回しなどを一切気にせず、自転車本体のデザインにフォーカスできた。

オールインワンタイプのZehusハブモーター

上述の通り、このハブモーターには回生ブレーキが装備されており、下り坂で発電して航続距離をのばせる。バッテリーはペダルを逆回転させても充電可能だ。これらをうまく活用しながら走行すれば、一回の充電で最大100キロ走行できるという。

坂道を下るときや、ペダルを逆回転しているときに充電できる

ドライブトレインにはContineltal社のベルトドライブを採用し、注油などが不要なメンテナンスフリーを実現した。スーツの裾に油が付着することもない。

通勤で使用するにはうれしい仕様

重さは12.9キロ。都市部の移動では自転車を勝井で階段を上ることも多いが、その際にもサイクリストの負担にならない軽さとしている。

辛そうに見えるのは、気のせいだ

Movea Bikeは現在、「Movea」の世界的なプロモーションを兼ねてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。20インチモデルと24インチモデルがあり、本稿執筆時点では20インチモデルは1,599ユーロの出資+送料で、24インチモデルは、1,799ユーロ+送料で入手可能だ。出荷開始は2018年9月に予定されている。


「Movea」の日本版の開発・販売についてMovea Bikeに尋ねたが、本稿執筆時までに回答を得ることはできなかった。
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