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オープン過ぎじゃない? 電気自動車のコンセプトカー起亜「HabaNiro」


起亜が未来の電気自動車のビジョンを示すコンセプトカー「HabaNiro」を発表した。レベル5自動運転が実現した世界のクルマの在り方を表現している。


都市部の複雑な道や海外沿いのうねった道、そし て山深い場所のオフロードのどこでも走れる乗り物を、既成概念にとらわれることなく一からデザイン。電気自動車だからできる造形が表現されている。


全長は4,430ミリとコンパクトながら、ホイールベースは2,830ミリ。極限まで切り詰められたオーバーハングがこれを実現した。長いホイールベースの恩恵を受け、外観からは想像できない広い室内空間を乗員に提供する。四隅には20インチの大径ホイールを装着。オフロードでの走行を可能にした。


ドアは斜め上に開くバタフライタイプ。開くとクルマというよりは、四角い空箱のようにも見える驚きのルックスとなる。


このバタフライドアは自動での開閉が可能だ。


インテリアは従来のクルマとは異なり、計器類やボタンやノブなどは一切装備されていない。ドライバーが必要とする情報は計器類ではなく、フロントガラス全体を利用したHUDに表示される。


レベル5の自動運転時には、このHUDは映画などを映すビデオシステムとして機能。長時間の高速道路走行時に、乗員の退屈を紛らせてくれる。


ボタンやノブの代わりになるのは、インパネ全体に広がったタッチパッドディスプレイ。必要な操作をオンデマンドで表示できる。表示される操作画面は、スワイプして助手席に渡すことも。


起亜は「HabaNiro」がこのままのカタチで市販されることはないとしている。だが自動運転はいま最もエキサイティングな分野のひとつであり、「HabaNiro」のような固定概念にとらわれない新しいクルマが近い将来に出現することは間違いないともしている。
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