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太陽光と風力で走るフォルクスワーゲンビートル ― 屋根の上には巨大なソーラーパネル

ナイジェリア オバフェミ・アウォロウォ大学の4年生 Segun Oyeyiola さんは、1年かけてフォルクスワーゲンビートルを改造。太陽光発電と風力発電を動力源とするエコカーを作り上げた。

Segun Oyeyiola さんの製作したソーラーカー
「だん吉」を思いだしたのは、筆者だけ?
(出典:オバフェミ・アウォロウォ大学 OAUPEEPS FORUM)

Oyeyiola さんは友だちや家族から譲り受けたスクラップパーツをベースにこのエコカーを製作。費用は合計で6,000ドルだったという。

フォルクスワーゲンビートルの屋根には、巨大なソーラーパネルが取り付けられており、太陽光を受けて電力を生み出す。ボンネット内には風力タービンが設置され、走行中に受ける風で発電する。これらの電力でバッテリーを充電し、走行するという仕組みだ。パネル、風力タービン、そしてバッテリーの取り付けによって増加した重量を支えるため、Oyeyiola さんはサスペンションを容量の大きなものに載せ換えたそうだ。

フォルクスワーゲンビートルの屋根には、巨大なソーラーパネルが設置された
(出典:オバフェミ・アウォロウォ大学 OAUPEEPS FORUM)

Oyeyiola さんは、現在進行しつつある地球の気候変動を懸念。化石燃料を使用しない自動車を開発するのは急務だと考え、このエコカーの製作に着手した。動力源として太陽光発電を選択したのは、それがナイジェリアの気候に適したものだからだそうだ。

とはいえ、太陽光発電に適した気候を持つナイジェリアであっても、太陽電池によるバッテリーの充電には4~5時間はかかってしまうという。

太陽電池によるバッテリーの充電には4~5時間かかる
(出典:オバフェミ・アウォロウォ大学 OAUPEEPS FORUM)

Oyeyiola さんは、今後もこのエコカーの改造を続け、ナイジェリアの未来の自動車を作りたいと述べている。
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