アイルランド在住のドイツ人エンジニア Christoph Lenz 氏は、「MaynoothBike」を開発した。これは、前輪に取り付けられたペダルを「踏んで」前進する自転車だ。
Christoph Lenz 氏が開発した「MaynoothBike」
「MaynoothBike」では、ペダルは前輪のフォークに取り付けられている。利用者がペダルを左右交互に踏み込むと、その上下動が回転力に変換され、自転車が前進する仕組みだ。
Lenz 氏は、人間の足は何かを回転させるよりも、踏み込む方が得意であり、このため「MaynoothBike」のペダルシステムは、従来の自転車よりも高い効率を持っていると主張している。
「MaynoothBike」は、そのシートにも特長がある。前輪に取り付けられたペダルに足を載せるため、搭乗者の身体は若干のけぞった体勢になる。シートはこれに合わせ、リラックスしたライディングポジションを取れるものになっている。
「MaynoothBike」は、近く販売開始される予定。Lenz 氏は市販に向けて、すでに多くのプロトタイプを製造している。
「MaynoothBike」のプロトタイプ
かなり完成車に近い状態
シートは、複数のカラ―から選択可能
かなりプリミティブなプロトタイプ
塗装は施されていない
現時点では、パーツキットの購入が可能。「MaynoothBike」に興味があり、組み立てに自信のある人は、Lenz 氏にコンタクトして欲しいとのことだ。コンタクトは、同氏の Web サイトから可能となっている。