トヨタ自動車は高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」のコンセプトモデルとして、東京モーターショーで燃料電池車(FCV)「LF-FC」を発表した。




4人乗りセダンをベースにスピンドルグリルなどの特徴あるデザインを採用しているほか、前輪にインホイールモーターを配置するなど環境性能や走行性能も引き上げている。

エクステリアを見ると、スピンドルグリルから始まる骨太な骨格に、前後ホイールアーチが融合する造形を採用し、加飾やキャラクターラインに頼らない美しさを目指したそう。

インテリアはドライバーの着座姿勢に対し、空間を上下二層に分け、上部は開放感をもたせると共に運転に集中できる造形とし、下部は上質なピュアアニリン革を豊富に使用したシートや、匠の技による杢目のステアリングやドアオーナメントの縫製などを採用した。



高出力の燃料電池スタックとパワーコントロールユニットをエンジンコンパートメント内に組み込み、水素タンクをT字型に配置した。最適な前後重量配分により高い操舵応答性を確保したとする。また後輪に主要な駆動力を発生させ、前輪のインホイールモーターは操縦安定性を高める補助として機能し、4WDを実現する仕様となっている。

自動運転技術もふんだんに盛り込んでいる。クルマが高度な認識・予測判断を行う「運転知能(Driving Intelligence)」、車車間・路車間通信を活用した「つながる(Connected Intelligence)」、ドライバーとクルマが連携する「人とクルマの協調(Interactive Intelligence)」などだ。

タッチパネルに触れずにジェスチャー入力が可能な操作システム、重畳表示が可能な大型ヘッドアップディスプレイ、および小型電子ミラーなども採用している。ルーフにはシースルーソーラーを採用。また、熱可塑性CFRP(炭素繊維強化プラスチック)を一部使用するなど軽量化も果たしている。