ガソリンエンジンを、人がアシストする自転車=ガソリンエンジンアシスト自転車!

「Phatmoto」は、マウンテンバイクのフレームに、ガソリンエンジンを装備したモペッド。米国ロサンゼルスに本拠を置くGasBikeが開発した。

ガソリンエンジンを、人がアシストする自転車=ガソリンエンジンアシスト自転車!
マウンテンバイクのフレームに、ガソリンエンジンを装備したモペッド「Phatmoto」

GasBikeは20年以上にわたり、自転車をモペッドにするためのコンバージョンキットを販売してきた。「Phatmoto」は、その20年のノウハウを注ぎ込んで作られた乗り物。顧客からの、「エンジンを装着することを想定してデザインされたフレームを持つモペッドが欲しい」という要求に応えたものだ。


ガソリンエンジンを、人がアシストする自転車=ガソリンエンジンアシスト自転車!
参考画像:コンバージョンキットを装着した自転車
タンクまわりがすっきりしません

そのような要望に応え、タンクはトップチューブに内蔵とされた。コンバージョンキットを装着して自転車をモペッドに改造した場合、タンクまわりが不自然な外見になってしまうことが多い。だが「Phatmoto」のタンクまわりは、マウンテンバイクとして違和感の無いものに仕上げられている。タンク容量は2.85L。満タンで約160キロの走行が可能だ。

なぜか欲しくなるデザインを持つモペッド「Phatmoto」
タンクはトップチューブ内蔵で、違和感の無いルックスに
電動アシストに見えない電動アシスト自転車、みたいな?

搭載されたエンジンは79cc OHV 4ストローク。2.5馬力を発生するこのエンジンは、「Phatmoto」を時速約40キロで走行可能にする。

なぜか欲しくなるデザインを持つモペッド「Phatmoto」
レバーにときめく?

とはいえ、このエンジンでは登坂は少し厳しい。また「Phatmoto」はMTBのフレームを活用しているが、MTB本来の使い方であるオフロード走行も厳しいそうだ。そんなときには、ペダルを漕いで、人力でガソリンエンジンをアシストして走行すれば良いという。“電動アシスト自転車”では、電動モーターが人の走行をアシストする。「Phatmoto」では、人がガソリンエンジンをアシストするイメージとなる。

なぜか欲しくなるデザインを持つモペッド「Phatmoto」
ガソリンエンジンを、人がアシスト = ガソリンアシスト自転車!

GasBikeは同社公式Webサイトでプリオーダーを受付中。本稿執筆時点では、699ドルプラス日本への送料250ドルで、「Phatmoto」を1台入手可能だ。出荷は2019年5月に予定されている。

なぜか欲しくなるデザインを持つモペッド「Phatmoto」
悪くない価格ですよね?

GasBikeはまた、「Phatmoto」の世界的なプロモーション目的で、クラウドファンディンサイトIndiegogoでプロジェクトをスタートさせている。こちらは499ドルプラス送料で入手可能としている。

なぜか欲しくなるデザインを持つモペッド「Phatmoto」
カラーバリエーションはイエローのほかに、レッドやブラックもあります

価格は安いし、デザインも魅力的な「Phatmoto」。でも、個人でナンバーを取得するのは、慣れていないとちょっと難しそうだ。どこかの代理店が輸入販売してくれないだろうか?実現するのであれば、原付免許で乗れる仕様に変更してくれると、なおうれしいのだが。