
V型エンジンを模したバッテリーが特徴のVintage Electricの電動バイク。そのVintage Electricから2019年モデルとして「Roadster」が発売されています。

Vintage Electricnoの2019年モデル「Roadster」
Vintage Electricは2018年には新型モデルとして「Scrambler-s」を発売。これはスティーブ・マックイーンがバイクで捕虜収容所のフェンスを飛び越えるシーンにインスパイアされたマシンでした。「Scrambler-s」にまたがるライダーたちが日常から“脱走”し、冒険を始めたくなるような、そんなルックスを目指してデザインされていました。

スティーブ・マックイーンにインスパイアされた「Scrambler-s」
今回発表された「Roadster」はこの「Scrambler-s」と同じく、同社の「Tracker」がベース。「Scrambler-s」が高いオフロード性能を備えていたのに対し、「Roadster」では街乗りにフォーカスしています。

レトロなルックスはそのままに
街乗りにフォーカスした「Roadster」
街乗りにフォーカスした「Roadster」
「Scrambler-s」のヘッドライトはオフロード走行時、飛び石で割れない工夫がされていました。でも、「Roadster」では一般的なヘッドライト。街乗りで高い視認性、被視認性を発揮します。

「Scrambler-s」のヘッドライト
飛び石で割れない工夫が
飛び石で割れない工夫が

「Roadster」のヘッドライト
街乗りで高い視認性、被視認性を発揮
街乗りで高い視認性、被視認性を発揮
「Scrambler-s」ではタイヤはオフロード用のSCHWALBE Black Jackでした。これに対して「Roadster」ではSchwalbe Fat Frankを採用。街中をより静かに走行できます。

「Scrambler-s」ではタイヤはオフロード用のSCHWALBE Black Jack
パンクもしにくい
パンクもしにくい

「Roadster」ではSchwalbe Fat Frank
街中をより静かに走行できる
街中をより静かに走行できる
その他のスペックはどちらもほぼ同じ。Vintage ElectricのアイコンとなったV型エンジンのルックスを持つバッテリーケースも同じです。バッテリー容量はどちらも1,123Wh。一回の充電で64~120キロの走行を可能にしました。

V型エンジンを模したバッテリーケース!
ちなみに、ペダルが付いているのは米国における“大人の事情”。免許無しで公道を走るための一工夫です。ペダルは無くても無免許で走行できるスペックなのですが、ペダルがあったほうが警察官に止められて質問される可能性が下がるのだとか。

漕がなくても、スロットルで走行できます
というわけでペダル付きとはいえ、「Roadster」は750Wのパワフルなモーターで走行できる電動バイクです。特に低速トルクが太いので、坂道はパワフルに走行できます。

坂道は得意!
また、米国でも免許が必要となる3,000W出力に変換することも、149ドルの追加で可能になっています。

3,000W!
価格は6,995ドルから。なお「Roadster」で日本の公道を走るには保安部品を追加してナンバーを取得する必要があります。でも必ずしもナンバーを取得できるとは限らない点には留意してください。
