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ハンドルと前輪が離れているカーゴバイク「Anna」― 犬ぞりにインスパイアされた乗り物

「Anna」は、ハンドルと前輪が離れているカーゴバイク。デンマークのCoh&Co Copenhagenが開発しました。

ハンドルと前輪が離れているカーゴバイク「Anna」

「Anna」はグリーンランドで長く使われていたイヌイットの犬ぞりにインスパイアされた乗り物。犬ぞりとは異なり人力で走行しますが、犬ぞり同様に、家族のだれもが利用できる効率的で楽しい移動手段を提供します。

ハンドルと前輪の間にカーゴスペースが設置されているのが特徴。ここに荷物はもちろん、子どもや飼い犬をのせて走行できます。

カーゴスペースに大量の荷物を載せられます
子どもや飼い犬も

自転車の構造としては、後ろ半分は一般的なダイヤモンドフレームに近いもの。でも、前半分はクランクからアームが長くのび、その先端にフロントホイールが取り付けられた形状となっています。

カーゴラックを取り外した状態
長い!

このアームには1,200ミリ長のカーゴラックが載せられます。カーゴの耐荷重は最大200キロ!先ほど子どもを乗せられると書きましたが、これなら大人を乗せられそうです。

漕ぎ手に脚力があれば、大人もOKです

同様なカーゴバイクはほかにもありますが、「Anna」の特徴はカーゴバイクにありがちな3輪仕様ではなく、2輪仕様であること。これにより、ボディの軽量化が実現できており、荷物を搭載したときでも軽快に走れます。

2輪のため、軽快に走れます

ボディの一部には素材としてカーボンファイバーを採用。これも、軽量化に貢献しています。2輪のカーゴバイクは3輪に比べねじれに弱いことも多いのですが、カーボンファイバーボディはねじれに強く、重い荷物が左右に振れたときでも、安定した走行を可能にしてくれます。

カーボンファイバーで、ねじれに強い!

「Anna」は2018年9月に販売開始予定。価格は3,000ユーロとなっています。
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