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逆さにすると、飲みやすい ― 自転車用ボトル「SpeedSip」

「SpeedSip」は元プロサイクリストのPeter Szedlacsekさんが開発した自転車用ボトル。より素早く、より安全に、より快適に給水できるシステムを追求した結果、独自の形状にたどり着いた。

元プロサイクリストが開発した「SpeedSip」

Peter Szedlacsekさんによれば、現在使われている自転車用ボトルの原型は100年ほど前に生まれたもの。その後ほとんど進化しておらず、現在の高速走行が可能な自転車に適応していないという。

例えば、自転車での走行中は前傾姿勢を取ることが多いが、前傾姿勢のままでは自転車用ボトルの水を飲みにくい。サイクリストは給水時には体を起こして顔を上げ、ボトル底部を上に傾けて飲むことになる。

参考画像:一般的なボトルで給水する場合、顔を上げる必要がある

「SpeedSip」は、135度曲げた飲み口が取り付けられているのが特徴。サイクリストは携帯電話で通話をするときのように「SpeedSip」を顔に近づけて給水する。これにより、前傾姿勢を崩さずに素早く給水可能となった。

携帯電話で通話しているようなポーズで給水

前述の通り、一般的な自転車用ボトルでは給水時には体を起こして顔を上げることになる。このとき、サイクリストは路面から視線を切ってしまいがちだ。だが、「SpeedSip」は視線を前方に向けたままで給水ができ、安全性を高めることができる。

ボトルを取る瞬間から

給水を終えるまで、視線は前方に置いたまま

一般的な自転車用ボトルでは、ドリンクが少なくなってくるほど飲みにくくなる。だが、「SpeedSip」ではボトル内のドリンクは重力でキャップ方向に集まるので、素早く給水を開始できる。

最後まで、楽に飲める

Peter Szedlacsekさんは現在、「SpeedSip」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、12ドルの出資プラス15ドルの送料で「SpeedSip」を1個入手可能だ。送料が割高で嫌だなと思う方向けには「SpeedSip」が2個入ったパッケージ(20ドルの出資プラス15ドルの送料で入手可能)も用意されている。出荷は2018年12月頃の予定。

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