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どんな自転車も5秒でEバイク化する「CLIP」―例えばシェアサイクルに“クリップオン”

「CLIP」は自転車をEバイクにするコンバージョンキット。米国ニューヨークに本拠を置くCLIPが開発している。

自転車をEバイクにする「CLIP」

モーターの動力を直接タイヤに伝えることで自転車を前進させる製品。このタイプの製品は2014年に英国Rubbeeによって製品化されたのち、他のメーカーも販売を開始して、「電動アシストに乗りたいが、デザインが…」という人の間で人気を獲得した。

参考画像:自転車を5秒で「電動自転車」に変えるコンバージョンキット「Rubbee」

だがその後このタイプの製品は、電動アシスト自転車自体のデザインが良くなったことで勢いを無くしている。また、タイヤのヘリが早い、音がうるさいといったデメリットから、自分の自転車に装着するのを止めてしまったという人も。

参考画像:コンバージョンキット「Rubbee」
その他、雨の日に弱いという欠点も持っている

「CLIP」は愛車に取り付けるだけでなく、シェアサイクルやレンタルサイクルへの装着も想定しているのが特徴。従来の製品よりも取り付け/取り外しが簡単で、フロントフォークに“クリップオン”するだけで、自転車をEバイクにトランスフォームできる。

「CLIP」なら、フロントフォークに“クリップオン”するだけ

例えば仕事中に取引先のもとに出向くとき、シェアサイクルステーションに行き「CLIP」を取り付けて移動。オフィスに戻ったら「CLIP」をデスクで充電。そんな使い方が想定されている。

「CLIP」ユースケース

コントロールにはスマートフォンを利用。専用アプリには「CLIP」を使用したことで、どれだけCO2排出を削減できたのか表示される機能も備えられた。

アプリにはCO2排出削減量表示機能も

CLIPは現在、「CLIP」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。599ドルの出資+送料で「CLIP」を1台入手できる。出荷は2019年12月に予定されている。


「CLIP」はモーター出力が大きすぎるため、日本では公道を走行できない。また、日本のシェアサイクルはすでにその多くが電動アシスト化されている。だが観光地などで利用するようなケースでは、「CLIP」が活躍できるシーンもあるのではないだろうか。
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