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バッテリーをフロントバスケットに収納 ― ミニマル・デザインの自転車Elbi Cycles「EL」シリーズ

「EL」シリーズはミニマル・デザインの自転車。スウェーデンに本拠をおくElbi Cyclesが開発した。

ミニマル・デザインの自転車「EL」シリーズ

不要な機能やパーツを取り付けないのはもちろん、必要な機能やパーツであってもできる限り1つにまとめて部品点数を減らす、というコンセプトでデザインされている。また、メンテナンスの回数やケーブルの本数の削減も目指している。

不要な機能やパーツの削減がコンセプト

フロントバスケットの下に設置されたバッテリーがその典型的な例。この場所にこの形状のバッテリーを置いたことで、無骨になりがちな電動アシスト自転車の外観をすっきりとシンプルなものにした。

フロントバスケットにモーター給電用のバッテリーを

このバッテリーは、自転車のフロントライトを兼ねている。バッテリーとライトをひとつにまとめることでケーブルの取り回しが不要となり、外観がすっきりしただけでなく、断線などが発生しにくい=メンテナンス回数の少ない構造となった。

バッテリーとフロントライトを一体化
ケーブル不要の構造に

ライトをバッテリーに組み込んだことで、ハンドルバー上にライトを含むアクセサリーがずらっと並ぶという問題も解決できる。また、電動アシスト用のバッテリーとライト用のバッテリーを別々に充電するという手間を省くことも可能だ。

バッテリーがフロントバスケットにあれば
スマートフォンへの充電時にも便利

ドライブトレインはベルトドライブと内装3段変速機という、注油が不要なパーツの組み合わせ。これもメンテナンス回数を減らすための努力だ。

ベルトドライブと内装3段変速機という注油が不要なパーツの組み合わせ

「EL」シリーズには250Wモーターを搭載した「EL250」と500Wモーターの「EL500」、そして人力のみで走行する「ELBI PEDAL」の3モデルが用意されている。このうち、モーターを装備した2タイプでは、どちらもフロントハブモーターを装備しており、電動アシストに見えないルックスの実現に貢献している。

左が電動タイプで、右が非電動タイプ
電動タイプにはフロントハブにモーターが装備されているのがわかる

モーターはセンサーでコントロールされる。平坦地ではアシストは控えめだが、登坂時などにはアシストパワーを自動的にアップさせる。これにより、電動アシストユニットを操作するボタンなどを無くして、すっきりとした外観を維持している。ライトもセンサーでオンオフされるタイプを採用し、電源スイッチを削減した。

各種センサーにより、スイッチレスを実現
人間は何もしなくてもOK?

Elbi Cyclesは現在、「EL」シリーズの世界的なプロモーション目的でクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施している。日本の公道を走れる「ELBI PEDAL」であれば、449ドルの出資+送料で1台入手可能だ。出荷は2019年7月に予定されている。

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