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木製ボディの電動バイク ― Newron Motorsのプロトタイプ


木製ボディの電動バイクのプロトタイプ画像がフランスのスタートアップ企業Newron Motorsによって公開されました。


Newron MotorsのCEOであるセバスチャン・マウさんは学生時代から、クリーンなエネルギーで走行し、騒音も少ない電動バイクの開発を夢見ていたそう。実際、マウさんは自宅のガレージでアプリリア・フューチュラをベースに電動バイクを自分でビルドしたこともあるそうです。このバイクは最高速度110km/h、航続距離60km/hを達成したのだとか。

その後マウさんは2016年の終わりに、Newron Motorsを創業。電動バイク普及による温室効果ガス排出削減や都市部渋滞の緩和に加え、バイクライダーへの新しいライディングエクスペリエンスの提供を目指しています。


Newron Motorsによるプロトタイプバイクのデザインは、電動バイクならではのもの。現在のガソリンバイクのデザインは完成された美しいものが多いのですが、一方でガソリンタンクやエンジンの位置などによってデザイン上の制約を受けてもいます。電動バイクではデザイン上の制約はほとんどありません。これを活かし、Newron Motorsの電動バイクでは巨大なシリンダー状のバッテリーケースをボディの中心に置くという大胆なデザインが採用されています。


Newron Motorsは2020年に12台限定でこのマシンを販売開始する予定。価格やスペックなどは公表されていませんが、バイクは“ハイエンド”で“ハイパフォーマンス”なものになるのだとか。また、2021年には量産もスタートさせる予定だとしています。
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