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メルセデス・ベンツの未来、そしてクルマの未来を示すEV「ヴィジョン EQS」、フランクフルトモーターショーでお披露目


メルセデス・ベンツのEV「ヴィジョン EQS」がフランクフルトモーターショーで公開された。Sクラスの未来、メルセデス・ベンツの未来、そしてクルマの未来を示すコンセプトカー。

コンセプトカー「ヴィジョン EQS」

搭載されたパワーユニットは最高出力476hp、最大トルク760Nmを発揮。モーターは前後アクセルに各1つ、合計2基搭載され4輪を駆動する。このパワーユニットにより0-100km/h加速4.5秒を達成。最高速度は200km/hに設定された。

0-100km/h加速は4.5秒

加速性能も最高速度も驚くほどのものではない。だが航続距離はサルーンとして十分なもの。バッテリーをフル充電すれば最大で700キロ走行できる。350kWの急速充電にも対応しており、これを利用すれば20分で0-80%のチャージが可能だ。

このクルマでもっとも興味深いのは光の使い方。フロントフェイスではブラックパネル マトリクスグリルを装備している。「ヴィジョン EQS」の電源がオフになっているとき、そこにグリルはない。だがオンになるとLEDの光によって、ベンツらしいグリルが表出される。グリルから続くヘッドライトは車両全体をぐるりと囲む細い光の帯「ライトベルト」につながっている。

フロントフェイスにはブラックパネル マトリクスグリル装備

「ヴィジョン EQS」をオンにするとグリルが光で描かれる

ヘッドライトは車両を360度囲む「ライトベルト」の一部のようなデザイン

リアではボディ内に組み込まれた229個の小さなスリーポインテッド・スターが、テールライトやブレーキランプ、ウィンカーの役目を果たし、後続車両に様々なシグナルを送る。スリーポインテッド・スターは中央に近づくに従って小さくなることで、従来のリアコンビネーションランプの雰囲気を醸し出している。このリアライトシステムもヘッドライト同様、「ライトベルト」に統合された。

スリーポインテッド・スターは中央に近づくほど小さく
リアのライト群も「ライトベルト」に統合

サイドビューで目立つのは24インチのマルチスポークホイール。「ヴィジョン EQS」ラグジュアリーなキャラクターを強調している。

24インチの大径マルチスポークホイール装備

インテリアは豪華ヨットからインスピレーションを得てデザインされた未来的な造形。コックピットでは、コンパクトでスクエアなステアリングホイールが目に付く。センタークラスターには大型のディスプレイが装備されており、ドア側アームレストにもディスプレイモニターが装備されている。

豪華ヨットからインスピレーションを得たインテリア
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