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「バイクの駐車場がない」問題に挑む折り畳み電動バイク「SIVRAC」―1秒で折り畳める秘密は“Xフレーム”


バイクライダーが減少した理由のひとつは駐車場不足なのだとか。通勤でバイクを利用したいと思っても、オフィス、あるいはその近くに駐車場が無ければどうにもなりませんよね。

「SIVRAC」は都市生活者向けの電動バイク。「バイクの駐車場がない」問題を、折り畳みで解決します。

都市生活者向けの電動バイク「SIVRAC」

「SIVRAC」の折り畳み機構は一秒で折り畳めるのが特徴。独自の“Xフレーム”デザインにより簡単でスピーディな折り畳み/展開を可能にしました。

独自の“Xフレーム”デザインで1秒での折り畳み/展開が可能に

折り畳んだあとはキャリーケースのようにコロコロと転がせるのも、「SIVRAC」の特徴のひとつ。オフィス前で折り畳んで、エレベーターなどに持ち込めます。

折り畳んでも転がして楽に運べます

オフィスの狭い廊下も

折り畳み時のサイズは長さ92x高さ120x幅62センチ。展開したときのサイズは幅さ123x高さ115x幅62センチ。小さいので、仕事中にはオフィスの隅っこに置いておけます。もちろん、自分の部屋にも。

オフィスや自宅のベランダに駐車

ペダルはついていますが、漕がなくても走行できます。最高速度は時速32キロでしかありませんが、原付の制限速度は時速30キロなのでこれで十分ともいえるでしょう。

ペダルはフットステップとして利用
もちろん、漕いで走ることも

バッテリーは取り外して充電できるタイプ。急速充電器を利用すれば約3時間でフル充電できます。

バッテリーの充電は2ウェイ方式

開発元しているのは米国と台湾に本拠を置くiMiro。同社は現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では1,499ドルの出資+249ドルの送料で本体+充電器のセットを入手できます。

台湾と聞くだけで、安心感があります

なお、「SIVRAC」で日本の公道を走るには、不足しているいくつかの保安部品を追加した後、ナンバープレートを取得する必要があります。

さて、「SIVRAC」があれば「駐車場がないから、家にバイクを置けない」。「オフィスへの通勤にバイクを使えない」問題が解決できるかもしれません。もちろん、駐車場がもっと増えてくれればそれが一番。ついでに満員電車がゼロになり、電柱もゼロになり、花粉症もゼロになってくれればもっと良いのですが…。

それまでは、ベランダ駐車で

また、iMiroのCEOであるGeneさんによれば、同社は日本で電動アシスト自転車としても認められる「日本版SIVRAC」の準備も進めているそう。もちろん型式認定も取得予定です。この日本仕様の電動アシスト自転車はKickstarterでのクラウドファンディングとは別に、日本の販売代理店から発売される可能性もあるそうです。
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