ハンガリー ブダペストの MiniBrake チームは、離れた場所から子どもの自転車のブレーキを操作できる「MiniBrake(ミニブレーキ)」を開発した。現在、市販化に向けて Indiegogo で出資者を募集中。資金調達に成功した場合、5月から初期ロットの製造を開始するとしている。
子どもを自転車で遊ばせているとき、子どもが自動車の接近など、危険に気付かずに走り続けているのを見て慌てたことはないだろうか。そのような状況でも、子どもが遠い場所にいる場合には、親は何もすることはできない。
MiniBrake はこの問題を解決できるシステム。遠隔地から子どもの自転車のブレーキをかけ、子どもの安全を守ることができる。
MiniBrake があれば、子どもを危険から守ることができる
MiniBrake は、自転車の後ろに取り付ける電動ブレーキと、リモコンから構成されている。リモコンのボタンを押せば、自転車に取り付けられたブレーキが作動し、自転車を止める仕組みだ。走行速度にもよるが、リモコンボタンが押されてから自転車が停止するまでの制動距離は、50センチ以内だという。
MiniBrake は、電動ブレーキとリモコンで構成される
MiniBrake チームは、製品の開発にあたって制動テストを繰り返したという。この結果、リモートから急ブレーキをかけた場合でも、子どもが転倒したり、自転車の前方に放り出されたりしない制動力レベルと、タイミングを発見したとしている。
MiniBrake が利用可能なリモコンとブレーキ間の距離は約50メートル。子どもの自転車がリモコンから50メートル以上離れた場合に、自動的にブレーキをかける機能も搭載されている。
発売は2014年6月頃を予定。価格は149ドル。