
(出典:Kickstarter のプロジェクト ページ)
竹製ランニングバイク「GreenChamp Bike」ほどのインパクトはないが、なかなか格好いいだろう。

(出典:Kickstarter のプロジェクト ページ)

(出典:Kickstarter のプロジェクト ページ)
少し待てば買える、と喜んだあなた、ちょっと待ってほしい。現在この自転車を手に入れるには、北京で開催されるワークショップに参加し、1週間かけて自分の手で作らなければならない。自転車の名前に「Beijing」が付いているのには、そうした理由がある。
中国の北京というと、どのような光景を思い浮かべるだろうか。PM2.5 などの汚染物質に影響されて霞んだ景色を最近の報道で見かけるが、ほんの20年、30年ほど前は自転車で行きかう人の溢れる通りが印象的だった。Bamboo Bicycles Beijing プロジェクトの David Chin-Fei Wang 氏は、竹の自転車を作って北京で乗り回し、北京の環境や交通の問題、急変した街の姿や生活、文化について考えてほしいと訴えている。そこに、北京でワークショップを開催する意味があるという。

(出典:Bamboo Bicycles Beijing のワークショップ ページ)
今回 Kickstarter で目標の1万5,000ドルを上回る1万7,869ドルの支援を139人から受けたことにより、ワークショップを2014年10末まで実施し、25人に竹の自転車を作ってもらえる見通しが立った。
さらに今後多くの資金提供が受けられれば、材料に使う竹の安定供給を受けられるようにしたり、自作(DIY)キットの製作に取り組んだりしたいとのこと。そして、フレームだけでなく、100%竹の部品で組み立てた自転車も考えている。
この Bamboo Bicycles Beijing プロジェクトからは、しばらく目が離せなさそうだ。
熱い想いをクールに語る David Chin-Fei Wang 氏