「X1-H」は、最もタフなキャンピングトレーラーのひとつ。オーストラリアのPatriot Campersが開発した。オフロード車が走れる場所であればどこにでも持ち運び、ホテルなどが存在しない場所での宿泊を可能にする。
どこにでも行けるキャンピングトレーラーPatriot Campers「X1-H」
2013年に発表され話題となった「X1」の派生モデル。「X1」の高い耐久性、信頼性などはそのままに、より使いやすくブラッシュアップされた。
テントは従来のソフトタイプから、ハードトップのオートポップアップとなった。テントの設営はクルマからリモートコントロールでき、ボタンを押して約60秒待っているだけで終了する。
テント内にはLEDライトやUSB充電ポート、タブレットホルダーが用意された。
130Wのソーラーパネルを装備。走行中に発電し、「X1-H」に装備されたバッテリーを充電して夜間の電力利用に備える。このバッテリーは電力消費の激しいときや悪天候が続くときには、クルマのオルタネーターで充電することも可能だ。
ソーラーパネルでバッテリーを充電
テント内のLEDライトなどに給電する
テント下には「X1」同様、様々なユーティリティが装備されている。ボディの左サイドにはL字型のキッチンが装備された。ここにはキッチンカウンターやコンロのほか、冷蔵庫も装備できる。
ボディ前方にはBBQ用設備が搭載されている。ボディ右側と後方には大容量の収納が装備された。
ボディ前方の名称は「Man Cave」
BBQは男の領域
価格は5万2,990オーストラリアドル(約420万円)から。日本からの購入についてPatriot Campersに問い合わせたところ、同社セールスチームリーダーのTommy Millsさんより、同社セールスチームにEメール(
sales@patriotcampers.com.au)で発注すれば日本への輸入手配をするとの回答を得た。発送手数料などについてはEメールでの交渉となる。
日本では「X1-H」が必要とされるシーンはあまり存在しないかもしれない。だが「X1-H」のデザインや自動ポップアップテント、ボディ内に組み込まれたユーティリティは男心をくすぐる。ちょっとオーバースペックかもしれないが、これに心躍る男性は多いのではないだろうか?