FIAT 500をEV化した「FIAT 500 ev」が販売開始されました。オートマ限定免許でも乗れる、現代に蘇ったクラシックカーです。
今回発売された「FIAT 500 ev」は、眠っていた車両を救い出し、イタリアのカロッツェリアでレストアしたもの。愛知県名古屋市にあるチンクエチェント博物館がプロデュースしています。
1957年～1975年に製造されたFIAT 500の美しいデザインと現代のEV技術を組み合わせることで、クルマの新しい楽しさを提案する試み。電動化されたことで運転しやすく、メンテも容易になっています。もちろん、現代の新車のようにはいかないのでしょうが、クラシックカー初心者であっても十分に楽しめるクルマに仕上がっているのだとか。
搭載されたモーターの最高出力は13kW（17.43hp）で最大トルクは160Nm。控えめな数値に見えるかもしれませんがこのモデルにパワーを求める人は少ないでしょう。
むしろ気になるのは航続距離。ONE BATTERYモデルとTWO BATTERYモデルが用意されており、航続距離は約40kmと約80kmとされています。
チンクエチェント博物館は「FIAT 500 ev」がのんびりと軽井沢を走る映像を公開しています。このようなシーンでの利用を想定しているとしたら、この仕様は十分なものと思えます。
希望小売価格はFIAT 500 ev ONE BATTERYが506万円で、FIAT 500 ev TWO BATTERYが550万円。購入方法などについて詳細は、「FIAT 500 ev」の
特設サイトで確認してください。