ホンダはCB1300シリーズをモデルチェンジし、2021年3月18日に発売する。電子制御デバイスの採用により、操る楽しみの最大化を目指した。
CB1300は、最高出力113PS、最大トルク112Nmを発生する水冷4ストロークDOHC直列4気筒1,284ccエンジンを搭載したCBシリーズのフラッグシップ。「CB1000 SUPER FOUR」の系統を継承したモデルで、2018年にはオーリンズと共同開発したフロントフォーク＆リアサスペンション、ブレンボ製のフロントブレーキを採用した「SP」モデルが追加された。
オーリンズ製フロントフォーク＆リアサスペンションと
ブレンボ製フロントブレーキを採用した「SP」モデル
今回のモデルチェンジでは、スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を可能とする「スロットルバイワイヤシステム（TBW）」を採用。走行状況やライダーの好みに合わせてSTANDARD、SPORT、RAINの走行フィーリングを任意に選択できる「ライディングモード」や、「Honda セレクタブル トルク コントロール（HSTC）」を導入して、開発キーワードである「大排気量モデルを操る楽しみの最大化」実現を目指した。
STANDARD、SPORT、RAINから選択できる「ライディングモード」装備
「クルーズコントロール」も搭載。高速道路など長距離走行時にライダーの疲労を軽減する。また、純正アクセサリーで「クイックシフター」をラインアップした。
勾配などの走行環境に左右されにくい「クルーズコントロール」
アップダウン対応クイックシフター（純正アクセサリー）
カラーリングでは、「SUPER FOUR」「SUPER BOL D'OR」ではフレームをレッド、クランクケースカバーをゴールド色にした「パールサンビームホワイト」、フレームとクランクケースをブラックにした「ベータシルバーメタリック」の2色を設定した。
フレームとクランクケースをブラックにした ベータシルバーメタリック
「SUPER FOUR SP」「SUPER BOL D'OR SP」のカラーリングは従来同様としながらもシートにレッドのステッチを配することでスポーティーさを演出した「パールホークスアイブルー」と「キャンディークロモスフィアレッド」の2色を設定している。
シートにレッドのステッチを配した パールホークスアイブルー
メーカー希望小売価格は「SUPER FOUR」が156万2,000円で「SUPER BOL D'OR」が167万2,000円。「SUPER FOUR SP」が193万6,000円で、「SUPER BOL D'OR SP」が204万6,000円。