自転車通勤者にうれしい機能を搭載 ― CatEyeのサイコン「Quick」

一般的なサイクルコンピューターには、自転車を使ったトレーニングをする人向けの機能が多く搭載されている。ケイデンスや心拍数を計測できるのはもちろん、電動変速機のギア位置を表示できるものも。だが、通勤の足として自転車を使う人にそのような機能は要らない。また、一般的なサイコンはサイズが大きくてカタチは無骨な四角。しかも頻繁に充電する必要がある。自転車通勤者の要求とはマッチしていない。

「Quick」はCatEyeによるサイクルコンピューター。自転車通勤者向けにデザインされている。


自転車通勤者にうれしい機能を搭載 ― CatEyeのサイコン「Quick」
自転車通勤者向けサイコン CatEye「Quick」

ディスプレイに表示される機能は、走行速度、平均速度、最高速度、走行距離、走行時間、そして現在時刻の表示などに絞られた。走行速度を計測するセンサーはホイールにマグネットで取り付けるタイプ。自転車に詳しくなくても、仕事で忙しく自転車に時間を費やせない人でも、簡単に短時間で装着可能だ。

自転車通勤者にうれしい機能を搭載 ― CatEyeのサイコン「Quick」
走行速度など、機能は最低限に絞られた

なんといってもうれしいのはバッテリーシステム。本体もホイールセンサーもボタン電池で動作する。一日1時間利用した場合、約1年間の連続使用が可能だ。一般的なサイクルコンピューターであれば、2~3週間程度で充電が必要なものが多いなか、これは自転車通勤者にはとても助かる仕様と言えるだろう。

時計機能も地味にうれしい。自転車通勤者は通勤経路の中で自分なりのマイルストーンを設け、「XXXX地点を午前8時までに通過」すればオフィスの始業時間に間に合う、といった時間管理をしている人も多い。ハンドルバーのサイコンが時刻を表示してくれれば、腕時計に目をやったり、スマートフォンを取り出したりしなくても、わずかな視線移動で時刻の確認ができるようになる。

自転車通勤者にうれしい機能を搭載 ― CatEyeのサイコン「Quick」
地味にうれしい時計機能付き

本体の重さはわずか24グラム。駐輪させておく時には、取り外してオフィス内などに持ちこみ、盗難を防ぐことができる。

自転車通勤者にうれしい機能を搭載 ― CatEyeのサイコン「Quick」
欲しい…。

米国での発売は9月で、価格は65ドル程度の予定。