メンテナンスフリーの自転車「Rich」

自転車で通勤をしていると、たまに恐ろしいほど整備不良な自転車を目にします。なぜか変速機が3速と4速にしか入らないものや、タイヤが左右に激しく振れているもの。中にはブレーキケーブルがレバーから外れてぶらぶらしているものまで。

そこまでのものはレアケースとしても、チェーンが錆ている自転車は毎日のように見かけます。後ろからギシギシ音を立てる自転車が接近してくるなー、と思って振り返ると、そのフレームに「Bianchi」なんて文字が見えて「なんてバチ当たりな!」と驚くことも。まぁきっと、買ったときには大事にしようと思っていたけど、仕事が忙しくてメンテする時間が無いのだろうな、と思いはするものの、自転車が可哀そうになります。

そんな「釣った魚に、餌はやらない」…ではなく「買った自転車に、油は注さない」タイプの自転車利用者に注目してほしいのが、メンテナンスフリーな自転車「Rich」。佐賀県に本拠を置くアルミスが開発しました。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
メンテナンスフリーな「Rich」
餌をもらえなくても、なんとかなる自転車です

パンク「ゼロ」、注油「ゼロ」、ブレーキシュー交換「ゼロ」を目指した自転車。メンテナンスフリーのため、忙しい人でも、気軽に乗れます。

タイヤには、ノーパンクタイプを採用。釘などが刺さってもパンクすることはありません。自転車の走る道路の左端には、ヘッドライトの破片が散らばっていることもしばしば。これを避けて走るのはなかなかに面倒ですが、「Rich」なら気にしないで走れます。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
ノーパンクタイプのタイヤを装備
定期的な空気の充填も不要です

ドライブトレインには、チェーンではなく、「シャフトドライブ」を採用。これにより、定期的な注油や、チェーン外れへの対応が不要となりました。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
「シャフトドライブ」採用
雨の翌日でも、注油する必要がありません

ブレーキには、前後ドラムブレーキを採用。キャリパーブレーキでは、走行頻度にもよりますが、3か月~6か月に一度、ブレーキシューの交換が必要となります。これには時間がかかるだけでなく、それなりに費用もかかります。その点、ドラムブレーキはかなり長期間、メンテ不要で使用できます。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
キャリパーブレーキのように、パシッとは止まらないのですが
メンテは確かに楽です

もちろん、完全にメンテナンスが不要というわけにはいきません。例えばノーパンクタイヤは使っていると減っていくので、いずれ交換が必要になります。ドラムブレーキも、ブレーキケーブルは交換する必要があるでしょう。それでも一般的な自転車に比べれば、メンテナンスにかける時間とお金を節約できるのが「Rich」のメリットです。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
パンクのせいで仕事に遅れた…からは無縁になれます

さて、ここからはメンテナンスフリー以外の「Rich」の特徴。この自転車では、片側フォークが採用されています。これにより、本体の軽量化が実現しました。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
シートステーも、片側のみになっています

サドルもかなり変わった形。開発元のアルミスは、スーツやスカートでも乗りやすいサドル追求し、この形状にたどり着いたのだとか。ちなみにこのサドルは、「Rich」を手掛ける以前から開発されていたそうです。

メンテナンスフリーの自転車「rich」
スーツのズボンが、しわになりにくいかも?

アルミスはクラウドファンディングサイトMakuakeで「Rich」の先行販売を実施しています。一般販売価格は5万9,400円になる予定。でも、Makuakeのプロジェクトでは、最大20%オフで入手できるみたいです。

メンテナンスフリーの自転車「Rich」
それなりのお値段ですが、その後の餌代…ではなく
メンテ費用を考えれば安いかも?

入手方法などについて詳細は、MakuakeのWebサイト内のプロジェクトページ「日本企業が安全に向き合い設計した メンテナンスフリー自転車「Rich」」を参照してください。