
「Stephanie」はクルマで牽引できる、キャンピングトレーラータイプのタイニーハウス。フランスOptinidが同社製品をStephanieさん向けにカスタマイズして製造したもので、購入者の名前にちなんで「Stephanie」と名付けられました。

キャンピングトレーラーみたいなタイニーハウス「Stephanie」
クルマで牽引できます
クルマで牽引できます
最大の特長はクルマのサンルーフのようなスライディングルーフが装備されていること。同社製品の代名詞でもあるこのルーフは、天気の良い日に開けば部屋の中一杯に日差しを取り込めます。

スライディングルーフ装備!

悪天候のときには閉じれば、雨風、寒さをしのげます
サイズは全長6x全幅2.55x全高4メートルと、“キャブコン”タイプのキャンピングカーを上回る大きさ。でもフランスの法律には準拠しており、クルマでの牽引が可能なのだとか。

玄関灯もついてますね
高速道路を走れます
このサイズでは日本ではキャンピングトレーラーとして使うのはちょっと無理でしょう。でもその分、居住空間は充実しています。1階はStephanieさんのオフィス兼音楽室。玄関を入ったらデスクがあり、ここで仕事を進められます。

デスクはかなり広めですね
デスクの天板を開けば、電子ピアノが出現。演奏を楽しめるという構造にになっています。

ペダルもあるのかな?
キッチンも装備。仕事やピアノの練習に疲れたら、お茶を入れて一息つけます。

2口のIHコンロが装備されているのだとか
1階にはバスルームも用意されており、80x80センチサイズのシャワールームとトイレが設置されています。

ドライトイレが採用されています
興味深いのは2階へのぼる階段。なんとデスクさえも踏板として利用しているのです。狭い空間を有効活用するためとはいえ、ピアノを足蹴にすることに抵抗はないのでしょうか?

筆者は、シラコバトが描かれた草加せんべいさえも踏めません
2階は2名が就寝可能。1階のソファベッドやメザニン(中2階)などと合わせると、「Stephanie」には合計で6名が宿泊できることになります。

メザニンにははしごで登ります
価格は非公開。でも同社他製品の価格が5万4,000ユーロ(約674万円)からであることを考えれば、それより高いのは間違いないでしょう。

ワインラックが置いてあるあたりに、フランスを感じます
開閉式ドーム球場を思わせる「Stephanie」ですが、日本だと虫が入ってきて落ち着かないかもしれません。それでも短期間であれば住んでみたくなる、魅力的なトレーラータイプのタイニーハウスです。

こういう生活も、よいかも?