欧州で高い人気を誇るドイツの電動アシスト自転車ブランド「KALKHOFF」。その「KALKHOFF」が今秋米国に進出するとして、米国メディアで話題となっています。
ドイツ「KALKHOFF」の電動アシスト自転車「INTEGRALE」
「KALKHOFF」の電動アシスト自転車「INTEGRALE」は、ドイツならではの品質へのこだわりが詰まった都市生活者向けの乗り物。駆動系にはチェーンではなく、街をより静かに走行できるベルトドライブが採用されています。
ハンドルバーには LCD が取り付けられており、バッテリーの残量や走行速度を表示するだけでなく、スマートフォンと連携してナビとしても機能します。
ハンドルバーの LCD は、スマートフォンと連携可能
でも、それだけではありません。「KALKHOFF」は「INTEGRALE」のデザインにもこだわっているのです。ケーブル類は可能な限りフレーム内に隠され、外観をシンプルなものにしています。
ケーブル類は可能な限り隠され、外観をシンプルなものに
バッテリーからモーターまでのドライブシステムは、ひとつらなりのデザイン。ダウンチューブと一体化され、一見したところでは電動アシスト自転車とはわからない外観になっています。アルミ製のヘッドチューブ、ダウンチューブ、モーターマウントは、ダイカストで一体成型。バッテリーユニットがダウンチューブにぴったりと収まるデザインを実現しています。
ドライブシステムはダウンチューブに組み込まれ
電動アシスト自転車とはわからない外観に
バッテリーユニットはダウンチューブにぴったりと収まります
「KALKHOFF」は、ドライブシステムの開発とシャシーの開発を一緒に行ったのだそう。これにより、大容量のバッテリーを搭載しながらも、可能な限り細身で、かつ強度も犠牲にしないダウンチューブの製造が実現したそうです。
このバッテリーのすぐ下に、モーターが設置されています
他メーカーからユニットを買っていたら
このようなデザインはできません
欧州での価格は4,699ユーロ(約65万6,000円)と、このスペックの自転車としては意外とお手頃価格となっています。日本での販売は予定されていないようですが、もし販売されるのであれば、ヤナセさんあたりに“外車”として扱って欲しいところ。そうすれば、新しい顧客層が掘り起こせるかもしれません。
“外車”としての「INTEGRALE」
(画像はイメージです)