
picnic を制作したのは、アーチストの Michael Beitz 氏。同氏によれば、ピクニックテーブルは特殊な工具を利用して合板を曲げて制作されており、制作には1年近くかかったという。

Beitz 氏の作品には、慣れ親しんだ、当たり前と思えるデザインを挑発しているものが多い。人々が快適と感じる環境を打ち壊すことで鑑賞者に刺激を与えるのが、同氏のデザインの狙いだという。
例えば、同氏の作品「dining table」では、「ダイニングテーブルは大勢の人が会話と食事を楽しむためのもの」という常識に挑戦している。このダイニングテーブルは通常の2.5倍の横幅を持ちながら、席に付けるのはわずか2名に限定され、しかもその2名は互いに顔を見ることができない設計になっている。


picnic は、「ピクニックテーブルは、家族が外で楽しく食事をする場所」という常識に挑戦した作品なのかもしれない。

“壁に耳あり”?