「NuBike」は、レバーを踏んで前進する自転車。米国ロサンゼルス在住の発明家Rodger Parkerさんが開発した。

レバーを踏んで走る自転車「NuBike」―チェーンよりもシンプルで、高効率?
レバーを踏んで走る自転車「NuBike」

現在の自転車はペダルを踏む力をチェーンで後輪に伝え、前進する力に変えている。だが「NuBike」ではリアハブに直接取り付けられたレバーを踏み、その力で前進する仕組みを持っている。

「NuBike」の仕組みは従来のチェーンドライブに比べ、いくつかのメリットがあるという。例えばレバーは長いため、梃の力により大きなトルクを発生できる。

レバーを踏んで走る自転車「NuBike」―チェーンよりもシンプルで、高効率?
長いレバーにより、大きなトルクを発生

また、ペダルを回転させる方法では、足からのパワーが前進のパワーとはならない「デッドゾーン」が存在する。だが、レバーを踏む方式では、足からのパワーが前進に使用されるゾーンのみを使用できる。さらに、サイクリストが自分の体重を活用して踏む際にも、従来のチェーンドライブよりも効率が高いそうだ。

その他、リアホイールを取り外す際にも、現在のチェーンドライブ方式よりも簡単というメリットがあるという。

レバーを踏んで走る自転車「NuBike」―チェーンよりもシンプルで、高効率?
「NuBike」での走行例

Rodger Parkerさんは「NuBike」の市販化に向け、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では3,600ドルの出資+550ドルの送料で、フレームとレバードライブシステムを入手可能だ。発送は2019年8月に予定されている。

さて、ペダルを回すのではなく、レバーを上下するタイプの自転車はすでに多く発表されており、一部は市販もされている。だが過去に発表されたプロトタイプや製品には、構造が複雑なものもあった。それらと比べたときの「NuBike」のメリットは、構造がシンプル美しい点にあると言ってよいだろう。

ステップマシンタイプの自転車
参考画像:ペダルを回転させるのではなく、上下させて走る「RRAD」
興味深い自転車だが、構造はかなり複雑

「NuBike」での走行の様子については、Rodger Parkerさんが公開した次の動画を参照されたい。