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フレーム自体がサスペンション?- 自転車通勤者向けのアーバンバイク「URWAHN」

「URWAHN」は、自転車通勤向けのアーバンバイク。ドイツマクデブルクに本拠を置くUrwahn Engineeringが開発した。

フレームがサスペンション?
自転車通勤者向けのアーバンバイク「URWAHN」

シンプルなデザインと、自転車通勤者向けの機能が特徴の一台。仕事で忙しく、自転車のメンテナンスに時間を割けないビジネスパーソン向けに、メンテナンスを極力不要な設計としている。

フロントライト&テールライトはフレーム組み込みタイプ。LEDなので、交換はほぼ不要だ。

フロントライト&テールライトはフレーム組み込みタイプ
LEDの寿命は、自転車本体よりも長い?

このライトに給電するのはSchmidt製のハブダイナモで、走行するだけでライトが点灯する。バッテリーの充電をする手間を省きたいビジネスパーソン向けの仕様だ。

ドライブトレインにはチェーンではなく、ベルトドライブが選択された。ベルトドライブはほぼメンテナンスフリーで、注油の必要がない。これも、忙しいビジネスパーソンにうれしい仕様と言えるだろう。

ドライブトレインにはベルトドライブを採用

制動系には、油圧式のディスクブレーキが採用されている。自転車通勤者は雨の日でも休まず走行しなければならないが、ディスクブレーキは雨の日に高い制動力を期待できる。

ビジネスバッグを入れるラックや雨の日にスーツへの泥はねを防ぐフェンダーは、標準では取り付けられていない。だが、これらを簡単に取り付けられるマウントが前後に用意された。

フェンダーやラックは利用者の好みで

シートチューブの無い独自の形状は、フレーム重量を減らすのに貢献している。それに加え、地面からの衝撃を吸収するショックアブソーバーとしても機能する。バネの入った本格的なサスペンションほどの効果は期待できないが、都市部走行時の段差越えや、路面の荒れた舗装道路での走行などでは、サイクリストの身体への負担を軽減してくれるはずだ。

シートチューブの無い独自の形状は、サスペンションとして機能

シートステーは通常の自転車では2本だが、「URWAHN」ではフォークするぎりぎりまで1本の構造。これは、空力的に高い効果があるそうだ。

最近の欧州自転車の多くがそうであるように、「URWAHN」でも専用のアプリが提供されている。アプリでは自転車のロック/アンロックが可能だ。また、盗難にあった際に自転車の存在場所を調べる機能も付属している。

専用アプリが提供されている

Urwahn Engineeringは現在「URWAHN」の市販化に向け、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、2,080ユーロの出資+200ユーロの送料で2段変速機付きの「PLATZHIRSCH」を、3,150ユーロの出資+200ユーロの送料で11段変速機付きの「STADTFUCHS」を入手可能だ。配送は2018年12月に予定されている。

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