ホーム   »   自転車   »   ボウリングボール?いえこれ、乗り物なんです―「Jyroball」はほかとは違うデザインと価格の安さが魅力

ボウリングボール?いえこれ、乗り物なんです―「Jyroball」はほかとは違うデザインと価格の安さが魅力


「Jyroball」は小型のパーソナルモビリティ。アイルランドに本拠をおくMoby Productsが開発した。ほかとは違うデザインと価格の安さが特徴。

小型のパーソナルモビリティ「Jyroball」

ラストマイル移動の手段として設計された乗り物。同様のパーソナルモビリティはすでに多く販売されているが、Moby Productsの創業者であるThomas O’Connell氏はそれらのデザインにも価格にも満足できず、「Jyroball」の開発に踏み切った。

既存製品とは異なるデザインと低価格

前述の通り、ほかとは違うデザインが特徴。折り畳み(?)時にはボウリングのボールのような形状になる。重さ約9キロで直径約25センチと、ボウリングボールよりも少し重く、少し大きい程度のサイズ。このサイズでありながら、大人が時速20キロで移動できる乗り物に「Jyroball」は仕上げられた。

ボウリングのボールを持ち運びなれている人ならば
片手で運べる

電車に持ち込んでも乗り物とはわからないルックス

操縦は体重移動。前方に身体を傾ければ前進し、後ろに体重をかければ停止する。右左折も体重移動でコントロールできる。

操縦は体重移動で

競合製品と比較した際のもうひとつの特徴は重心の低さ。搭乗者に高い安定性を提供する。低重心のため操縦も比較的容易で、Moby Productsによれば多くの人が10分程度の練習で「Jyroball」に乗れるようになるという。

低重心で操縦しやすい

スペックはラストマイル移動向けのもの。最高速度は時速20キロ程度で、フル充電すれば約24キロ走行できる。フル充電に必要な時間は約3時間。いずれの数値も、「公共交通機関の駅から最終目的地までの移動」に適したものとなっている。

ボウリングボールで、会社へ!(?)

低価格も「Jyroball」の売りの1つ。Moby Productsは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では入手に必要な出資額は361ドルに設定されている。これは競合製品と比べ競争力のある価格といえるだろう。出荷は2019年10月に予定されている。

競合製品より低価格

なお、「Jyroball」は日本では公道は走行できず、利用は許可を受けた私有地内のみとなる。

「Jyroball」の隣で決めポーズ
関連キーワード
関連記事
Google ニュースで「えん乗り」をフォローできます。スマホ、タブレットなどで便利に読めます。 是非フォローをお願いします!