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後付けできる自転車用サスペンション「ShockStop Seatpost」―シートポスト内にスプリングを組み込み

「ShockStop Seatpost」はサスペンション付きのシートポスト。米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに本拠を置くRedshift Sportsが開発した。

サスペンション付きのシートポスト「ShockStop Seatpost」

Redshift Sportsは、2016年にサスペンション付きステム「ShockStop」を発表した企業。愛車に後付けでサスペンションを取り付けられるとして高い人気を獲得した。

参考画像:2016年に発表されたサスペンション付きステム「ShockStop」

だが「ShockStop」は腕への衝撃を吸収してはくれるが、腰への衝撃はそのまま。これをなんとかして欲しいという利用者からの声に応えて開発されたのが、今回発表された「ShockStop Seatpost」だ。

シートポスト内部にスプリングが組み込まれており、これが地面からの突き上げを吸収する。トラベル量は35ミリなので、ラフロードをMTBのように走るというわけにはいかないだろう。だが走行するルート内に短い非舗装道路があるような場合には、身体へのダメージを減らしてくれるはずだ。

トラベル量は35ミリと、フロントサスの1/3程度のトラベル量

だが短い時間であれば、効果を体感できる

一方で「ShockStop Seatpost」ならではのメリットもある。重さがわずか497グラムで一般的なサスペンションよりも軽いため、走行パフォーマンスに対する影響が少ないのだ。これにより、快適さとパフォーマンスの両立が図られている。

快適さとパフォーマンスの両立

「ShockStop Seatpost」が活躍するシーンはラフロードだけではない。都市部の走行時にもあまりよくない状況の路面に出くわすケースもある。特に自転車の走行する車道の端は清掃やメンテナンスが行き届かないことも。そんなときに「ShockStop Seatpost」は、サイクリストの腰を衝撃から守ってくれるはずだ。

車道の端も、もっとメンテして欲しい

Redshift Sportsは「ShockStop」開発時同様、今回もクラウドファンディングサイトKickstarterを活用した出資者募集のキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では、139ドルの出資+日本への送料20ドルで「ShockStop Seatpost」を一個入手可能だ。出荷は2018年11月に予定されている。

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